無価値化する世界(3): 追記

・「無価値化」の定義づけが不十分だっただろう。

・悪い予想/予測が当たっているとすれば、遺伝子が破壊された状態で生まれ、核汚染された環境の中で育ち、やがて甚大な障害を発生し、成人まで成長したとしても、山積した負債を償却し核廃棄物管理のための資金捻出のために労働する、そのような人間が激増することになる。過去の負の遺産のツケ払いをするためだけに生きるなどということは、命が無価値化されているのではないだろうか。

・書き漏らしたことがいくつか。そのひとつは、水蒸気爆発(水素爆発ではなく)が起こらなかったことは幸運だったということ。もし福島第一原発のどれか一基で水蒸気爆発が起きて放射性物質が高濃度で広がってしまったら、他の5基にはもやはや人間が近づくことはできず、放置するよりほかなかった。

・爆発事故が起こったのが福島第一であったことも、最悪中の最悪ではなかった。例えばこれがもんじゅであったら、被害のレベルが桁違いになる。

・しかし、現在の放射性物質の垂れ流し状態がどういったレベルで止められるかが大問題なのだろう。残酷な言い方になるが原発周辺を含めて福島県の広範囲には最早人間は住めない。首都圏の土地の無価値化も日々進行していると考えられる。これがどこまで広がるのだろう。空中や海洋に拡散した分は時間経過とともに地球上のいたるところにまで拡散する。

・もう1カ所、それも西日本のどこかの原発施設で重大な事故が起きたら、もう日本には住む場所はほとんどなくなってしまうはずだ。

・確定的なことはまだ分からない。こうしたことが杞憂であって欲しいとも思う。けれども、このままでは、やはりもうダメなんだろう。




 昨晩、原発への懸念を長々書いたらアクセス数がストンを落ちた。かえってこの方がすっきりする。アクセスがゼロになっても自分のためのメモとして思ったことを書き続けた方がいいのかも知れない。

 かなり本気で休むことを考えながら、夜にメモしたものを整理して、13日にアップ。


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by desertjazz | 2011-06-12 23:59

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