2011年 06月 28日
Ghana Funk : This is Marijata
ここ1年ほどの間に聴いたアフロビート/アフロファンクのリイシューの中で最高のトラックは Marijata の 'Break Through' だった。Marijata は70年代にガーナで活動した3人組。この曲は "Afro-Beat Airways : West African Shock Waves - Ghana & Togo 1972-1978" (Analog Africa AACD 068, 2010) で聴いた。Kofi Addison(ドラム)、Nat Osmanu(ギター)、Bob Fischian(オルガン)の3人を中心とするインストのグルーヴ感が最高で、ダンスフロアに高揚感をもたらすこと必至のナンバーだった。
この 'Break Through' を含む彼らのファースト・アルバム "This is Marijata" (1976年)がリイシューされたので買ってみた。1曲目 'I Walk Alone' のマイナーなソウルも悪くないが、やはり耳に残るのは他3曲、かっちりしたリズムに乗ったアッパーなファンクチューンの方だ。そしてラストの 'Break Through' がトドメを刺す。
Marijata はガーナもののリイシューで最高のコンピ "Ghana Soundz : Afro-Beat, Funk and Fusion in 70's Ghana" (Soundway SNDWCD001, 2002) に 'Mother Africa' が収録されていて、このトラックもよく聴いた。しかし彼らの活動期間は長くなく、セカンド・アルバム "Pat Thomas Introduces Marijata" をリリース後欧州に移住したらしい。
昨日メモしたソリ・バンバ関連のレコードと同様、これもアナログ・リリースである。恐らくクラブ/DJユースが重視されてのことなのだろう。しかしネットで検索するとダウンロード版もあって、Amazon だと ¥600。最初にアナログを見つけたので買ってしまったが、DL で十分だった。
いずれにせよクラブ系リリースは要チェックなのか。2年くらいまともにアフリカ音楽を聴かず、レコード店にも滅多に行かなくなってしまった間、いろいろ新たな動きがあった気配を感じる。世間からすっかり遅れてしまったが、たまにはアナログ盤含めてチェックしてみると何か面白いものが見つかるのかもしれない。
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