2011年 10月 12日
New Books
近所のジュンク堂で新刊のチェック。今日はすぐに読みたいと思うものが見当たらず、ここ最近は読みかけの本が溜まりに溜まっていることでもあるので、何も買わずに済まそうとした。ところが、店を出る間際に見つけてしまった、角幡唯介の新作を。
角幡唯介の前作デビュー長編『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』は個人的に今年のベストの一冊。このノンフィクションを読んだだけで彼のファンになってしまった。なので今度の2作目『雪男は向こうからやって来た』も迷わず購入。さてどんな出来かな?
他に買ったのは中尾佐助の『秘境ブータン』など。中尾も世界の農耕や料理に関する本が面白くて、昔からファンだ。ブータンも「いつか行く」と言い続けて、全然それが実現しない国のひとつ。チベット〜ブータン〜ネパール〜ムスタンといったエリアは自分にとっていつまでも秘境のまま。
今月読んでいるものの多くは海外の長編小説。自分にとっては難解なものもあるけれど、評論や紀行ものばかり読んできたノンフィクション脳をフィクション脳に戻す一種のトレーニングだと思って読み続けている(最初よく分からなかった音楽でも、繰り返し聴いているうちに楽しくなっていくみたいに)。そんな頭を休ませるために珍しく雑誌も買ってきた。『PEN』300号記念号はパリ特集。こんなもの読んでいると、12月の Zebda のパリ公演に行こうかと、また真剣に考え始めてしまいそうだ。
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