2011年 10月 25日
夢の共演
OKI のライブを観るとき、サカキマンゴーのライブを観るとき、その度に自分は日本に生まれて良かったなと思う。このふたりの音楽に直に触れる機会が多いのは実に幸せなことだと思っている。本当に何度聴きに行っても楽しめる音楽なのだ。両者とも、トンコリ/親指ピアノでソロ・ライブもやるし、自身のバンドでのライブもやるのだが、どちらもがいいものだから、ライブに行く回数がついつい増えてしまう。彼らの生演奏には一体どれくらい接してきたことだろうか。
考えてみると、ソロ・ライブ、バンドでのライブの双方とも優れていること以外にも、両者には似たところや共通点がある。まず、どちらもロック出身(確かふたりともエレキギターを弾いていたはず)。それがひょんなことから民族楽器と出会い、その縁があってプロのミュージシャンになってしまう。また、片や日本の極北アイヌの言葉で歌い、片や日本のディープサウス鹿児島弁で歌うという特徴も類似したことのひとつだろう。樺太、あるいはアフリカの田舎まで調査に出かけたり、ほとんど絶滅しかけた楽器を復活させた熱意にも相通じるものがある。話が抜群に面白いのも共通しているか。
そんなふたりが共演したらどうなるのだろうと、時々想像することがある。難しいかも知れないとは思うが、機会があればいつか聴いてみたいものだ。
思いついて OKI さんの写真とサカキマンゴーさんの写真を並べてみたら、、、ほら、何だか一緒に視力検査をしているみたいになった。いや、音の背後にあるものを冷静に見つめる眼だろうか。ふたりの相性は、きっといいに違いない。
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