2011年 12月 10日
ZAZ

エディット・ピアフの再来とまで騒がれているフランスの若手シンガー、ザーズ ZAZ が来日することを昨夕たまたま知って、深夜、彼女のデビュー・アルバム "ZAZ" をしばらく振りに聴いている。
そのアルバム "ZAZ" を聴いたときも、話題になった NHK の Amazing Voice 出演を観ても、素直にいいシンガーだなと思った。"ZAZ" は一度か二度聴いてそのままになっていたが、改めて聴いてみても好印象は全く変わらない。まず魅力的なのはハスキーな歌声。これだけ個性的な声だと、好き嫌いが分かれそうに思うのだけれど、この声を苦手と感じる人はいないだろうとさえ言ってしまいそうなほどの魅力がある。
声色を変化させた「鳴り」の具合も気持ちいいし、時折カズーっぽい音を鳴らす(解説によると、指を使ってマウスピース状にして出しているそうだ)のも、耳に心地よいアクセントになっている。
彼女自らの筆による曲も実にいい。メロディーはポップで、楽しく、ダンサブルで、とにかくスウィング感に満ちている。そう、マニューシュ・スウィングからの影響大なのだ(このあたりも日本語解説に詳しく書かれている)。
あとひとつ、アルバム "ZAZ" を聴いていて強烈に感じられるのは、ライブ感。このヴォイスとバンドがグイグイと生み出すライブ感には、実際にステージを観たときの高揚感を想像させられる。彼女を中心としたステージが目に浮かんでくるくらい。
もし今度フランスに行ったときにタイミングが合えば ZAZ のライブを観てみてもいいかな、そんな程度に考えていたのだけれど、来年の来日公演は観ておくべきなのかも知れない(いや、フランスでも日本でもすでにプラチナチケットか??)。
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ZAZ JAPAN TOUR 2012(公式ページ)
・ 2/23, 24:東京 赤坂 BLITZ
・ 2/25:大阪 なんば Hatch
チケットは本日10日から発売です(公演日に都合が合えば当日券で観ようか、くらいの考えなのだけれど、前売り買っておいた方がいいのかな?)
(追記)
今月ライブ盤 "Sans Tsu Tsou" (CD+DVD) も発売になるとのこと。

東京公演、大阪公演とも、指定席券は初日で完売した様子。新人の割に強気の設定かと思ったけれど、やっぱり人気あるなぁ。当日券で観に行くことを考えていたが、とても無理そう。
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ZAZ は下積み時代にアングレームで活動していたんですね。アングレームは2003年にフェスティバル・メティスでお世話になった土地なので、なんとなく親近感が湧きます。
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ZAZ のビデオを観ているとブレイクする前の Souad Massi や Tete を思い出す。フランスで初めて観た Souad Massi は200人も入っていなかったし、Tete に至っては50人くらいだった。無性に懐かしいなぁ。
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それより、12/13 のムーンライダーズのファイナル?もまだ買っていない…。
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