Penang 2011/2012 - (13) : 屋台メシ/食堂メシ (1)

 今回のペナン旅行のメインテーマは何といってもペナン料理。「ペナンは食べ物が安くて美味い」と書かれているのをさんざん読んだし、聞かせられもした。屋台の数の多さでも有名とのこと。当然のごとくジョージタウン滞在中にはあちこちの屋台に足を運んでみた。

 ペナンで食べられる屋台料理の代表は、アサム・ラクサ Asam Laksa、チャークエイティアオ Char Koay Teow(炒粿條)、ホッケン・ミー Hokkien Mee(福建麺)、ロジャ Rojak、バクテー(肉骨茶)といったところらしい。なので、数多い屋台の中からまずはそれらの店に絞ってみる。

(ペナン料理を紹介するブログはたくさんあるようなので、ここには簡単な私的感想だけメモしてみる。ペナン料理に関するブログとしては、ここが最強!)



 1/3の夜、早速ホテルから歩いてすぐのガーニードライブの屋台街へ。フッシュヘッドカレーを食べて腹一杯になった(このことは後で書く予定)ばかりなので、今夜のところは散策のみ。細長いエリアに店が密集している印象。なぜかひと区画の店がほとんど閉まっていて暗い。数十年前の日本の夜宮を思い出させるような玩具屋が並ぶ一角もある。最も印象強かったのは障害者(の流し)が目立つことだった。

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 1/4の夜、再びガーニーの屋台街へ。まずはアサム・ラクサを一杯。店番号 No.11 のここは評判の店だと幾人から聞いた。酸味と甘みの混じったスープに様々な食材が加わって、濃厚で複雑な味(RM 3)。

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 続いてチャークエイティアオ。定石通りひときわ目立つ長い行列に並んでみる。しばし待つ間、店の人たちを観察。女性が列の先の方まであらかじめ注文を聞き(何人前か、追加のエビを入れるかどうか)、器の隅にメモしていく。これで間違わないのだろうかと疑ったのだが、よく観ると底にも何か書いている。「Pink 女」とか、「Black 男」とか。なるほど!

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 出来上がったチャークエイティアオを初体験。きしめんのような平麺、エビ、卵、いくつかの野菜などをざっと混ぜて炒めたシンプルな料理(RM 5)。

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 今夜はまた別の区画が暗がりになっている。恐らくエリアごと順番に一斉に休む取り決めになっているのではないだろうか。

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(ガーニーのホテルは角部屋で、屋台街を見下ろすことができる。バスタブに浸かりながら屋台の明かりを眺めるのも心地よかった。)




 ガーニーの屋台街にはその後も何度か足を運んだが、実際に食べたのはこのときだけだった。料理のバリエーションが案外なく、食べてみたいと思うものが見当たらなかった(揚げ物は好みではないのでロジャは見た目だけでパス)。何よりかつて他の国々で味わったのに匹敵するような屋台街の面白味があまり感じられなかった。それは、似た料理が多いことの他に、スペースにゆとりが感じられないこと、この屋台街に独特のシステムを見出せなかったこともある。音楽は流れておらず客引きの声も寂しくて、ずいぶんと静かだったのも意外。そういった点ではプーケットやマラケシュの方がずっと面白かったなぁ。

(続く)




by desertjazz | 2012-02-01 23:50 | 旅 - Abroad

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