2012年 02月 02日
Penang 2011/2012 - (14) : 屋台メシ/食堂メシ (2)
#
1/6の昼は、ガーニードライブから海岸沿いに少し東に歩いたところにある屋台街(というよりは屋内に10店ほどの屋台が寄り集まった食堂)へ。
ここの松花江という店のバクテー(骨肉茶)がペナンで一番だと言われている。定番の MIX というものをオーダーしたつもりが、出来上がってきたのは湯葉入り。これはお薦めじゃないという噂もあったけれど、いやいやとても美味しかった。これまで食べたバクテーの中では断然ベスト。
ここでは豆腐料理なども頼んでみた。どれもなかなか美味だった。
#
1/7の夕方、晩飯前(!)にセラマット・レーン中ほど(108 L. Selamat)の興發茶室へ。値段が他店の倍するというチャークエイティアオの有名店とのこと(RM 7)。けど他との大きな違いは感じられず。自分はラーメン店の味の優劣を語ったりすることに興味がないからなのか?「香ばしいお焦げ」を褒めた文章も読んだけれど、そうかな? 量も少なく、これで約170円というのは高いと思った。
#
1/9の昼飯は、警察署のほぼ真向かいジャラン・ペナン(475 Jl Penang)の食堂へ。この中の愉園茶室のアサム・ラクサが逸品という噂(RM 3.5)。
ある本には「スープのバランスが完璧」といった風にも書かれていた。確かにジョージタウンのラクサの麺はバリク・プラウのものより幾分柔らかいような気もする。
身体のことを考えて揚げ物のロジャは食べなかったけれど、フルーツのロジャは試してみることに。マンゴーを注文したのだけれど、やっぱりフルーツはそのまま食べる方がいいな(RM 4)。
ここのすぐ近所にホッケン・ミーの有名店があって、どうしても食べたいと思っていた。それなのに微妙に都合が合わずとうとう食べられなかった(近くを暇つぶしに何度も歩いたのに、まだ土地勘が曖昧で見逃してしまった)。ガーニーにもホッケン・ミーの屋台はひとつしかなくて、行った時には毎度なぜか早くに店を閉めていた。ペナンではこのまま食べられないのかと思った矢先、この食堂にもホッケン・ミーの店があることを教えられて即注文。これが実に美味しかった。エビのエキスがたっぷり詰まったこの味はたまらない!(RM 4)
ホッケン・ミーは細い麺と太い麺の2種類入っているのが面白い。一体誰が考えたんだろう?
食堂の入口、車道から一番近くにあるこの店のふっくらした体型のおばちゃん、笑顔がとてもいい。ニコニコして話かけてくる。旅をしていて、こんなひとときがとても嬉しくて楽しい。
#
ホッケン・ミーを初めて食べて、この味はラクサよりも自分の好みだと思った。ペナン滞在最終日の朝にホテルのビュッフェでもホッケン・ミーが供されたので、食べてみたらこれも大変美味しかった。今回屋台で食べた中でも一番気に入った料理。
ペナンで100皿(椀)食べると漠然と目標を立て、実際それくらいの品数の料理を味わったが(いちいち数えるなんて野暮なことはしなかったけれど)、思っていたほど屋台メシは食べなかった。というのも繰り返し食べるごとに、すぐに飽きがきてしまったから。
改めて書くと当たり前のことなのだけれど、ペナンの屋台メシはファストフードでありB級である。要約すると (1) 個性的な味と (2) 多彩な味を (3) 手軽に (4) 安く (5) 素早く食べられる、そこに多くの人々が惹かれるのだろう。
ただ自分自身の感想を書くと、そこまでの魅力は抱かなかった。大阪に越して来てから2年半以上になるのに、いまだにたこ焼きもお好み焼きも食べていないような人種(?)だからなのかな?(ペナンの食の総括はもう少し後で。)
それでも屋台街の雰囲気はとても好きだ。ガーニーの屋台でも誰もが和やかに楽しく食事していた。きっとこの中にも喰い逃してしまった美味しい味があるのだろう。ホテルの部屋からガーニーの屋台の溢れ出す明かりを眺めながら、そのように思った。
(続く)
#
#
#