Penang 2011/2012 - (17) : Nyonya Restaurants (2)

 ニョニャ料理レストラン、続いてトライしたのはニョニャ・ブリーズ(50 L. Abu Siti)。ジョージタウンの中心からやや西方にあり、この辺に並行する数本の通りと、より海岸寄りのエリアにかけてレストランやカフェが集まっている。プル・ルマを訪れた翌日の5日お昼過ぎ、ラムリー・ギャラリーを見学した後、炎天下 3kmくらいある道をてくてく歩いて行ってみた。

 プル・ルマとは対照的な内装の店内で、地元民のための食堂といったような佇まい。Tiger Beer で喉を潤しながら、次々オーダー。前菜に頼んだのはバジルのフライ。

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 アチャー・フーはターメリックを使った魚のピクルスで、ここの名物とのこと。確かに甘酸っぱい酢漬けで、見た目からは想像のつかないさっぱりした面白い味。

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 ケバブ・ビーフン。サンバルの辛みとエビのエキスがからまったスパイシーな風味が楽しめる。

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 オタオタ(オタ)。魚のすり身にココナツミルクや卵を混ぜて蒸した料理。バナナの葉でくるんだ状態で出されることが多いようなのだが、この店のものは可愛らしい形。優しい味にはまってしまった。

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 ジューフーチャー。切り干し大根のような具にサンバル?を添えて葉に包んでいいただく。これはプル・ルマでも食べたな。

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 これはカレーだったかな??

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 ビール2本空けてたっぷり食べて大満足。(2人で RM70、約1700円)




 7日の夜、ホットウォックを探したのだけれど見当たらない。近くの店の人に訊ねると「close」とのこと。残念ながら店を閉じてしまったらしい。すぐ裏にニョニャ・ババ・クイジーンもあったけれど(結局ここには行かず仕舞だった)、迷ってママズへ。その直前にチャークエイティアオを食べたこともあって、ここでは野菜料理を中心に何品かオーダー。どれもスパイシーでナチュラルな印象の味。このさっぱりした味付けが新鮮な野菜の食感を生かしている。

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 今日もオタオタをオーダー。チマキ状になったバナナの葉を開いたところ。

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 デザートは、黒、白2品。この2種が定番らしい。黒は黒米。

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 白い方の中にはイモなどの野菜類がたっぷり。

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 ガイドブックには「小さな店」と書かれていたが、今は拡張されたようで、著名人が来店した際の写真も多く飾られていた。この夜も次々と大人数のグループがやってきて賑わっていた。(ビール2本含めて RM 56、約1400円)




 8日の夜。ペナン滞在も終わりにさしかかったが、冒険するより美味しかった店にもう一度行く方が賢明だろうと考えて、一番美味しかったプル・ルマへ。野菜ものを中心にいろいろ注文。

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 カレーと一緒に食べるために白いライスを注文したところ、オーダーを聞く女性に「ナシ・ウラムは?」と、変な顔をされる。やはりこのサクサクしたご飯がこの店の自信のメニューなんだな。もちろん追加でオーダーした。

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 プル・ルマのオタオタはこんな感じ。見た目の可愛らしさも含めて、この料理はニョニャ・ブリーズがのもの一番だっただろうか。

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(2人で RM88、約2200円。やや高めだけれど、ビール1杯 RM10もするからかな?)

(プル・ルマは照明が暗くて?キレイに写らない。ホワイトバランスもちゃんと取ればいいのかも知れないけれど…。)




 リストアップした5店中、実際に食べられたのは3店(1カ所ホット・ウォックは店を畳んでいた)だけだけれど、それぞれの味に大きな違いまでは感じられなかったので、まあそれで構わなかったのだと思う。

 ニョニャ料理は中国料理とマレー料理をベースに、タイやインドなど周辺地域の要素も取り込んで出来上がったスパイシーな味。それでいて素朴で気品を感じさせる優しい味でもある。野菜中心に素材を生かした質素な料理法には、昔バリの友人宅で彼のお母様に作っていただいたバリの家庭料理なども連想した。多彩な要素が混ぜ合わさっているだけに、プラナカンの独自性が感じられて初体験の味が多かった。そんなところが食を愛する多くの人々を引きつけ、ペナン料理を有名にもしているのだろうと感じた。





by desertjazz | 2012-02-05 00:00 | 旅 - Abroad

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