2012年 02月 14日
Idan Raichel / The Touré-Raichel Collective
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1) Album "The Idan Raichel Project / Travelling Home"
昨年7月にリリースしたライブアルバム。Deluxe Edition (3CD) と 2CD の2ヴァージョンある。ファーストアルバム "The Idan Raichel Project" とセカンドアルバム "Out of the Depth" の珠玉の名曲などに新曲を交えた構成で、前者には38トラックも収録。iTunes などでもDL版を購入できるが高い(¥4500)のでイスラエルに直接オーダーした。これだと約半額。(まだ未着なので、詳しい紹介は後日に)
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2) Single ''The Idan Raichel Project / Addiction (Hitmakrut)"
昨年6月にリリースしたシングル。アルジェリアン・ライのようなアコースティック主体のトラック。公式サイト http://www.idanraichelproject.com/en/ でライブ動画が観られる。
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3) Single ''The Idan Raichel Project / Mum, Dad and Everyone Else (Ima, Aba Ve'Chol Ha'sh'ar)"
昨年8月にリリースしたシングル。トランシーなディヴォーショナルソング風の香りもするポップチューン。(参考:「This song was written by an IDF soldier before his death. Idan is treating it with so much sensitivity.」とのこと)
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4) Single "The Idan Raichel Project / Say God (feat. Vieux Farka Toure)"
2010年11月にリリースしたシングル。マリ北部ニアフンケ出身のギタリスト、ヴィユー・ファルカ・トゥーレ(故アリ・ファルカ・トゥーレの息子)とはドイツの空港で偶然出会い、それがきっかけで親交を深めたと伝えられる。そして2010年11月にテルアビブのオペラハウスでコンサートを開催。このシングルはヴィユーのエレキギターをフィーチャーしたパワフルなブルースロックで、ヴィユー自身のライブアルバムも連想させる。マグレブ/ライ風な壮大なアレンジも施されているあたりは、様々なサウンドを結びつけて新たな世界を構築するのに長けたイダンらしい。(参考)
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5) Album "The Touré-Raichel Collective / The Tel Aviv Session"
ヴィユー・ファルカ・トゥーレとのコラボレーションが今度はアルバム作品として結実。ヴィユーのアコースティックギター、イダン・レイチェルのピアノ、イスラエル人 Yossi Fine のベース、マリの Souleymane Kane のカラバッシュを軸にしたアコースティックな即興演奏集。ヴィユーが主でイダンはそれに寄り添うといった印象を受ける。シングル 'Say God' とは対照的な穏やかなサウンドで、これはヴィユーのファンには好まれそうだ。かなり地味な作品だが、女性ヴォーカル Cabra Casay が加わる10曲目はエチオピークとバンバラブルースのミクスチャーといった趣がある。
イスラエルでは既に発売済み。公式ページ http://www.toureraichel.com/ でも全トラックのフル試聴が可能。これだけで十分かとも思ったが、3月27日に発売になる Cumbancha 盤(米国盤?)が安い(約1000円)のでこちらを Pre-Order した。
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6) The Touré-Raichel Collective Tour
ヴィユー・ファルカ・トゥーレとの北米ツアーが 4月13日から始まる。全14都市公演。詳細は公式ページ http://www.toureraichel.com/ に掲載されている。個人的には "The Touré-Raichel Collective" のサウンドよりも "Say God" のアグレッシブさに惹かれたので、この方向性の演奏も聴かせてほしいと思う。
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イダンとはかつてパリとワシントンで会って会話した。2度あることは3度ある、ということで、また会って話がしたい。だけど、さすがに日本に来ることはないだろうなぁ。
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<追記>
私も明日から Travelling Home。いつものようにネットから離脱するので、ブログもまたしばらくお休みします。どうぞよろしく。(2/16)
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