2012年 11月 29日
New Discs : Release Rush in Autumn

Goran Bregovic や Vinicius Cantuaria 以外の新作も最近いろいろ聴いている。主立ったアルバムを並べるとざっとこんな感じ。例年通り秋は新作ラッシュで聴いておきたい作品が多い。
・ K'Naan "Country, God or the Girl"
・ Dionysos "Bird'N'roll !"
・ Ukandanz "Yetchalal"
・ Shurik'N "Tous M'appellent
・ Les Ogres de Barback "La Fabrique A Chansons"
・ Bjork "Bastards"
・ Brian Eno "LUX"
・ Kuniyuki Takahashi "Feather World"
・ Sekouba Bambino "Diatiguyw"
・ Ernesto Tito Puentes "Gracias"
・ Partimpim "Ties"
・ Haifa "MJK"
中でも気に入ったのは、フランスのロックバンド Dionysos の7作目とエチオロック・バンド Ukandanz のデビュー作(?)。Dionysos のポップなサウンドには耳が病み付きなっていて、マルセイユで観た徹底的に楽しませる完璧なステージも脳裏に浮かぶ。
Ukandanz はパリでサンプル盤をいただいて(だから褒めるわけじゃないが)、聴いた瞬間その荒々しさに惚れた。ここまでワイルドにロックしているエチオピークってこれまでなかったはず。増え続けるエチオピーク・バンドの中で、個人的には一番の好みだ。間違いなく第一級のライブバンド。間もなく日本にもディスクがドッと入ってくるはずで、これは大きな話題になるだろう。
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そして今年の秋最大の話題作は、やっぱりこれ!

・ Sufjan Stevens "Silver & Gold"
スフィアン・スティーブンス、6年振りのクリスマスソング集、5枚組(写真後方は 2006年にリリースした "Songs for Christmas : Singalong - Vol.1 - 5")。

ボックスを開けると、5枚の CD の他に、84ページもあるフルカラーのブックレット(写真も画像も文字も満載)やら、大量のステッカーやら、ポスターやら、組み立て式の立体フィギュアやら。大量消費主義時代のアメリカ人然としていて全くエコじゃない。さすがにこれはやり過ぎでしょう。いやいや、これはクリスマス・プレゼントということで、大目にみるべきか?
(肝心の音の方、5枚を一気に聴いてみた。クリスマス・アルバムなので当然なのだが、彼のユダヤ的?資質が出過ぎているようで、非キリスト教徒が聴くには分量が多すぎかとも…。)
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今日から北海道へ。またしばらくネットから離脱します。
(モロッコとフランスで入手した CD を聴き終えて、そろそろモロッコの7インチ盤の山に取りかかりたいのだけれど、いまだに手がつけられず。12月はスケジュールがギッシリ。衆議院選挙もあるし、サラウンド・ミックスの依頼もきたし、CD 作る相談もある。今読んでいる本は山積みで、年末捨てる作業も進めたく、忘年会と新年会についても打ち合わせ中。どうやらシャービ/ベルベルの7インチ盤をじっくり聴くのは、旅の記録の整理なども含めて来年になってしまいそうだ。)
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