SUKIYAKI & SUKIYAKI TOKYO 2013 予習中

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 今年で3回目となる Sukiyaki Tokyo の日程が 8/27(火)〜 8/29(木)の3日間と発表された。一昨年、昨年とは違って今年はかなり興味深い「組み合わせ」になる見込み(まだ何も書いてはいけないのだろうね)。なので、本家スキヤキの3日間と合わせた「皆勤賞」を今年も目指すつもり。そんなことを思いつつ、フランス人&エチオピア人混成のエチオピークバンド、ユーカンダンツ Ukandanz の "Yetchalal" や、ブラジルの若手アントニオ・ロウレイロ Antonio Loureiro の2枚 "Antonio Loureiro" と "So" 、笹久保伸の "Semilla de Alas" といった関連 CD を聴いて予習中。

 今年の出演アーティストの中では、ユーカンダンツとアントニオ・ロウレイロについては多くの方々が紹介されることだろう。この2組/人に比べたらジンバブウェの大ベテラン、オリヴァー・ムトゥクジについて書く人は多くないかな。そう思ったこともあって、このブログで彼に関して書き始めてみた。

 自分自身これまでオリヴァー・ムトゥクジについてじっくり聴いたり調べたりすることはなかった。かと言って、関連資料に徹底的に当たって体系的に調べる時間もない。なので、毎日数枚のレコードを聴き、いつくかの資料に軽く目を通して、頭に残ったことについてサラサラッと書いている程度だ。けれども、自分がよく知らなかったことや丹念に聴いていなかった音に触れられて、最初に思うこともなかったほどに楽しいし、新しく知ることも多い。果たしてどれだけの人が読んでいるものやら分からないのだけれど、彼が来日するまでに最新アルバムの紹介まで辿り着きたいと思っている。

 ただ、とても残念に思い、一番悩ましくなってもいるのは、現在日本で簡単に買える彼の CD がほとんどないという事実。最近ネットで検索するまで気がつかなかった。入手困難な初期のアナログ盤よりも90/00年代に発表された一連の好作・良盤を早く紹介すべきと思っていたのだけれど、これらですら意外なほどに入手しにくくなっている。もちろん Amazon.co.jp などを通じて海外の店から安く取り寄せられる CD も多い(例えば第1回で紹介した "Tsoka Itsimba" などは300円台、海外からの送料込みでも700円で買える)。でもそうしたことが面倒な人も多いだろう。

 そんなところに朗報がひとつ。メタ・カンパニーが、オリヴァー・ムトゥクジの最新作を日本盤として発売すると先日発表した。これは昨年ジンバブウェ国内でリリースされた "Sarawoga" のことだろう。このアルバムもオリバーの人間としての年輪を感じさせる奥深い味わいのある作品。これがジンバブウェ盤そのままの形になるのか、それとも日本独自の仕様になるのか、メタさんはまだ何も書いていないので、詳しいことは分からない。ともかく楽しみな来日記念盤だ。




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 さてさて、オリバー・ムトゥクジのディスク紹介はいよいよ1990年代以降へ突入。大好きな "Tuku Music" (1998) や "Vhunze Moto" (2002) など、本当に良い作品揃い。これから上の写真に上げた CD などを聴き直そうと思っている。

 そんな矢先にたまたまジンバブウェ盤の専門サイトを覗いてみたら、持っていない CD やタイトルを初めて聞く CD などをまたたくさん見つけてしまった。ムトゥクジが来日するという折角の機会なので、これらもまとめてオーダー。他からのものも含めて今月中には10枚近く届くはずなので、彼のディスク紹介の続きはそれらを待ってから書いた方がよさそう。






by desertjazz | 2013-05-17 00:00 | 音 - Festivals
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