2013年 06月 23日
BUGGE'n FRIENDS @Blue Note Tokyo
BUGGE'n FRIENDS featuring ERIK TRUFFAZ, ILHAN ERSAHIN & JOAQUIN "JOE" CLAUSSELL
22日(土)は、青山のブルーノートで Bugge Wesseltoft 公演初日のファーストセットを観てきた。今度のユニットのサウンドにも興奮しっぱなし。ブッゲ、やっぱり最高!!
(詳細後刻)
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・・・ということで、短いリポート(感想)。
初日の 1st セットを選んだのは、一番混まないだろうし、ワンステージ観てそれ以降をどうするか考えたかったから。ステージすぐ前の自由席は首が疲れると思って(過去に経験あり)、¥1050 余計に払ってアリーナ席を予約。当日午後に予約を入れたのにブロック中央最前列という観やすい席だった。もう少し後ろの方が音的には良かったのかもしれないけれど、始まってみたら特に問題はなかった。
急に知ったライブだったので、予備知識ほぼゼロ。7人編成(P&Key/Tp/Ts/Beats/B/Per/Ds)ということすら調べずに来てしまった。メンバーはブッゲと同郷のスウェーデン人を中心に、フランス、トルコ、プエルトリコ系とカラフルなラインナップ。
この編成で5曲+アンコール1曲。トータル90分弱。昔の BN は、1ステージ60分でアンコールなし、がお約束だったと記憶していたのだが、もう5年以上(いや、もっと?)来ていない間にそれは変わったのだろうか。セプテット編成のみで、当然ピアノソロの曲はなし。ブッゲは1曲目はピアノ演奏でスタートしたものの、後は Fender Rose と Prophet V が中心だった。昨日はブッゲの素晴らしいソロ演奏も聴けたので、2日続けて行ったことは大正解だった。とても得をした気分だ。
(そういえば前々回の来日公演も札幌と東京と、同じく2日続けて通ったのだった。)
現在のブッゲのユニットはマイルスミュージックをベースに、また新たなクラブジャズ的なサウンドを模索しているといった印象。ベースとなるビートを刻むプレイヤーが多い分、ダンサブル/クラブ的なサウンドになるのに対して、2管がリードするとオーセンティックな感じにもなる。両者間の橋渡しに若干難を感じたが、流れを決定的に阻害するものではない。Tp と Ts の演奏にも大きな役割が認められた。昨日と同様イルハン・エルシャヒンのブロウはたっぷり楽しめた。
P/Tp/Beats/Per の4人が放縦なプレイに転じると、従来からのブッゲ・サウンドの発展系を示し始めていることに気づかされる。Tp のエリックも自分の演奏をサンプリング/生ループさせていく。ブッゲ、エリック、ホアキン・ジョー・クラウゼの3人が同時にボリューム類をこねくり回す姿は見物だった。ブッゲは小さなフレームドラム(タンバリン?)をサンプリング&エフェクトすることも。
やはり Ds/B/Per/Beats それに Bugge とビートを刻むメンツが5人もいることが肝だろうか。ビートがシフトする度にサウンドカラーが変化する様はとても面白かった。重いビート(パッド? 人力?)や Tp の切り込む瞬間も快感。4曲目でピグミーのコーラスに音を重ねて行ったり、5曲目はアルコ弾きウッドベースの音にディストーションなどのエフェクトをかけたソロ演奏でスタートしたりといった工夫も。
全体としては特別新しいことをやっているようには感じなかったが、このユニットは相当に凄い。5曲目の後半などは、全ての音がバシッとはまって、悶絶、陶酔、パラダイス。
Bugge は昨日も今日も終始ニコニコ顔で上機嫌。本当に楽しそうにプレイしていた。BN 4ステージ全部観ることも考えたのだけれど、今回はここまでで大満足ということに(都合と懐具合とも相談して…)。
ブッゲたちのおかげで、今日は今年一番楽しい日になった。次回は自由に踊れるハコでのステージを期待したい。
(追記)
BN の HP に演奏曲目とリポートがアップされている。
1st / 2nd ともに同じセットリスト。どうやら無理して2ステージ観て来る必要はなかったようだ。
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