2013年 10月 22日
New Disc : Lobi Traoré "Bamako Nights : Live At Bar Bozo 1995"
ロビ・トラオレのライブ盤が出る !!! しかも 1995年、バマコでのライブ音源だ !!!
マリのロビ・トラオレはアフリカのギタリストの中でも特に好きなひとり。もちろん彼のアルバムは全て持っている(全部で10枚かな?)。是非とも彼に会いたくて、是非とも彼のライブが観たくて、1999年5月に初めてバマコを訪れた。バマコの中心エリアにはロビが所有するライブハウスがあり、きっとそこで彼の生演奏を聴けるだろうと思ってワクワクしながら。けれども残念ながら、その時そのライブハウスはちょうど改装工事の最中で夢は叶わなかった。
翌年出たマリ音楽のコンピレーション "In Griot Time : String Music from Mali" (Strens STCD 1089, 2000) には、同じライブハウスでライブ録音された曲 "Maby Djioudon Don"(の一部)が収録されていた。そのハードエッジな演奏を聴いて、ますますロビに惚れると同時に、バマコで彼のプレイを聴けなかったことがなおさら悔やまれたのだった。
そのロビは 2010年6月1日に突然この世から去る。ロビは存命中に会えずに終わったミュージシャンのひとりになってしまった。
新作ライブ盤、アルバム・タイトルから察するに、私が足を運ぶことができなかったライブハウス Bar Bozo での録音音源のよう。諸々の条件を考えると音のクオリティーは期待できないかもしれないが、18年前のロビの活き活きとしたプレイをやっと聴けると思うと今から楽しみだ。
11/18 に Glitterbeat からリリース予定。
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(追記1)
「再発では?」って訊かれたのですが、違いますよね? 1995年というと、セカンド "Bamako" (Cobalt, 1994) とサード "Ségou" (Cobalt, 1996) のちょうど合間。ロビが乗りまくっているいい時期だ。それにしてもアルバムの写真、かっこいいなぁ!
(追記2)
ロビ・トラオレの最初の4枚の CD は仏コバルト Cobalt からのリリース。『トニー・アレン自伝』には、そのコバルトとレーベルオーナーであるフィリップ Phil Conrath に対する愚痴が一瞬だけ出てくる。P.163
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