2013年 12月 31日
BEST BOOKS 2013
★ ロベルト・ボラーニョ『2666』
★ マルセル・プルースト『失われた時を求めて』全13冊
☆ 高野秀行『謎の独立国家ソマリランド 〜そして海賊国家プントランドと戦国南部〜』
★ ジュリアン・バーンズ『終わりの感覚』
☆ ジャック・ペパン『エイズの起源』
★ 藤原新也 『たとえ明日世界が滅びようとも』
★ 増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』
★ ロベルト・ボラーニョ『売女の人殺し』
★ ヴォルフガング・ヘルンドルフ『砂』
今年は例年に比べると半分ほどの数しか本を読み終えられなかった。その理由は音楽を聴く時間がますます減ったのと同様。その中で印象に残った10作(読了順)。1位は高野秀行の『謎の独立国家ソマリランド』、2位はジャック・ペパンの『エイズの起源』。これらもまた(James Blake と同じく)別次元の作品で、圧倒的に面白かった。
その他、デイヴィッド・ゴードン『二流小説家』、ダニー・ラフェリエール『ニグロと疲れないでセックスする方法』、チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』、デオン・メイヤー『追跡者たち』、 ペティナ・ガッパ『イースタリーのエレジー』、ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』、トーマス・マン『魔の山』、等々と海外小説に偏り気味だった。
ちょっと物足りない10枚のリストだけれど、今年は長編を集中的に読んだ1年だったと言えるだろうか。それらのうちでも、刊行開始100周年の今年に『失われた時を求めて』を一気に読み通せたことが一番の成果だった。
来年も素晴らしい作品に出会えますように。できることなら、久し振りに南の島でのんびり読書もしてきたいものです。
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