2015年 01月 31日
「読書メモ」2014
・読書メモ:マルセル・プルースト『失われた時を求めて』
別に数えたわけではないけれど、月別の累計で毎月ダントツでトップだったので自然とそうなる(ほぼ毎日のようにトップでもあったようだ)。
思うにこれは、『失われた時を求めて』が20世紀最高の小説と評価されているが故に、読んでみたいと思っている人が多いこと、でもまだ読んでいない人が多いこと、そしてこの小説について書いている人が案外少ないことを物語っているのかも知れない。
その他アクセスが多かったのは、軒並み「読書メモ」ばかり。グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ『シャンタラム』やトマス・ピンチョン『メイソン&ディクソン』やロベルト・ボラーニョ『2666』などをいろいろな方々が読んで下さったようだ。
でも、これらは書評でも読書感想文でもない。1冊の本を読み終えた時に、頭の中に残っていたことを気の向くままに一気に箇条書きしただけのもの。そんなメモ書きでも参考にしている人がいるのは嬉しいこと。どうもありがとうございます。
多少は時間をおいてから感想や考えを熟成させて何かきちんとしたものを書いてみたいとも思う。だけど、それより先に次の本との格闘が始まってしまう。
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さて今年はどういった本をどれだけ読めるだろうか。毎年目安として「完読本」(隅から隅まできっちり読んだ本)100冊を一応目標としている。けれどこれはかなりハードルが高い(昨年はとうとう100冊に遥かに及ばなかった)。ピンチョンやル・クレジオなど長くて難解な本、英語で書かれた音楽書なども含む一方、軽い小説や薄い新書などは滅多に読まないから。
かと言って本ばかり読んでいるワケにもかない。読書以外の趣味も楽しみたいから時間のやりくりが難しい。音楽や旅や美術鑑賞や食事や酒やスポーツなどなどもバランス良く楽しみたいと思っている。
などと言っているうちに、間もなく1月が終了。読書ペースがなかなか上がらない。
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『失われた時を求めて』に関してはこんなことも書いている。
・読書メモ:2周目?
・プルースト前/プルースト後
・プルースト中
岩波文庫版での「2周目」、当然のごとく進んでいません。
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