2015年 02月 04日
The sound of Africa in 2015
マニフェスト M.anifest の "No Shortcut to Heaven" いいな!
・M.anifest - No Shortcut to Heaven ft. Obrafour (Official Video)
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ここしばらくアフリカの古い録音について調べている。その合間にこの記事を読んで音源も聴いてみた。
・Guardian Africa network | The sound of Africa in 2015
今年注目のアフリカン・アーティスト5組が紹介されている。イギリス発の記事なので英語圏のみなのはさて措くとして、ヒップホップ/ラップ一色。これはアフリカの現状を映しているのか、それとも欧米リスナーの関心がそこにしかないからなのか。
個人的に気に入ったのは、ガーナのマニフェストと南アのカスパー・ニョヴェスト Cassper Nyovest。どちらも Kanye West 世代といった感じで、特に前者のサウンドからはその影響が漂ってくる。
マニフェストは1982年、アクラの生まれ。これまで "Manifestations" (2007)、"The Birds and the Beats" (2009)、"Immigrant Chronicles: Coming to America" (2011)、"Apae" (2013) の4作を発表している。まずは近作2枚を聴いてみたけれど、結構いい。彼は Damon Albarn、Tony Allen、Erykah Badu らによるセッション・アルバム "Rocket Juice and The Moon" (2012?) にもフィーチャーされていたが(Fatou Diawara も参加していた)、それよりもずっといい。中でも秀でているのは、やっぱり "No Shortcut to Heaven" だな(ビデオ・クリップのコンセプトもダンスも秀逸)。
カスパー・ニョヴェスト(あるいはキャスパー・ニョーヴェスト?)はハードなリズムとライムが頭に刻み込まれる。途中でイヴォンヌ・チャカ・チャカ Yvonne Chaka Chaka の名前が歌い込まれたりも。懐かしいね。
こうしたアーティストたちは日本のワールド/アフロ・ファンの多くにとっては興味の対象外なのかも知れない。トゥーフェイス 2 Face Idibia やフィーノ Phyno やナカネ・トゥーレ Nakhane Touré などと同様に。でも私は好きです。
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