パリ滞在記 2015(9)

〈3日目〉4月13日(月)Part 4


■Faada Freddy "Gospel Journey" Live - 2


 Freddy Faada "Gospel Journey" パリ公演の顛末の続き。

 18時にやっとホテルに帰って自室で小休止(宿泊先は会場まで歩いて5分ほどの近さ)。19:40 に La Cigale に戻ると、しばらくして 20時頃に前座のステージが始まった。ここで疲れたくないし場内は蒸し暑いので、バックステージをブラブラしながら休むことにする。こちらの方がずっと涼しい。

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 20:30 会場に戻って観る場所を確保しようとしたら、すでにスシ詰め状態。これでは写真を撮るどころか、どこからもステージが見えない。

 それにしても、ここは内装が奇麗なコンサート会場だなぁ。

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 1階フロアを諦めて2階の座席エリアへ。しかしここにも次々人が押し寄せて、立見状態。それでもリザーブ席最前列の脇にギリギリでステージを見られる空間を見つけて滑り込む。しかしステージが遠すぎて、ここからではまとまな写真が撮れない。まあ、ショーをとことん楽しむことにしよう。

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 その合間にも観客たちはどんどんヒートアップ。会場がこれほど熱狂したコンサートは久し振りだ。ファーダがフランスで大スターの仲間入りをしていることを早くも実感。

 20:50 にスタートしたステージは、何度も観た "Le Ring - Live" をさらにスケールアップしたようなもの。ホント、楽しくて楽しくて!

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 一番のお目当ての "We Sing In Time" も早々に披露。この曲はハイライトに持ってくるだろうと思っていたので、これは意外。"Slow Down" ではアルバムと同様、20人ほどのバックコーラスを従えてのパフォーマンス。まさにゴスペル的で、体幹がビリビリ、ヴァイブするほどの迫力だった。

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 このコーラス隊はアンコールで再登場し、"We Sing In Time" を一緒に熱唱。だから早い段階で一度この曲を6人で歌ったのか。しまいにはファーダがフロアに降りてきたものだから場内はさらに大盛り上がり。

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 最後は "Le Ring - Live" のビデオと同様に "Move Your Body" 〜 "Stop!" を連呼し、Bob Marley の "No Woman No Cry" を歌ってフィナーレ。たっぷり約1時間50分のショー。場内はどこもスタンディング・オベーションとなった。

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 見下ろしたらどこにもスペースがない。2階に逃げてきて正解だった。

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 終演後、エントランスホールやバックステージではシャンパンでの乾杯が始まった。ゲートの外には、見るからにセネガルのセレブと思しき女性たちなどが集まっている。自分もファーダに挨拶だけしようと待っていると、ほどなくして彼が現れた。

 「ありがとう! とっても素晴らしいショーだったよ。また日本にも来てね」と声をかけると、ファーダは周囲の関係者に「彼とは4回会っているんだ。えーと、ロンドンでしょ、それからシンガポールでしょ、それから、、、」「いいから、いいから。外でみんな待っているよ」と言って彼を押し出すことに。

 日本からファンがやってきたことは嬉しかったはずだし、何より今夜のコンサートが大成功に終わりとても興奮していたのだとも思う。それ以前に、彼は 2003年に初めて会ったときからこんな調子だった。いつでもファンを陽気に迎える姿勢が今の成功に繋がっているのだろう。

(それと同時に、好きなものに対する執念のようなものを持ち続けたら、何らかの形で願いは叶うのだろうかとも感じた1日だった。)


 会場には 10月の公演の告知ポスターも貼られている。また観に来たいな!

 そして、このショーを日本でも観られないだろうか。ファーダ本人も「また日本に行きたい」と話していたことだし…。

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 24時、ホテルに戻って、入浴後にビールとポテチの夕食。「奇跡」との遭遇と素晴らしいコンサートに興奮が収まらず、27時頃まで寝付けなかった。

 パリ3日目。メイン・イベントは3つともまだだというのに、この充実振りには感謝! 怖いくらいに旅が順調なので、明日以降が心配になるくらいだ。





 ところでファーダ・フレディーには Desert Jazz 名義の名刺を渡したのだが、後から「予備にもう1枚くれる?」と言ってきた。そして「後で必ずメールするからね!」と何度も繰り返していた。しかし、そのメールはまだ来ない。まあ、当然だろうな。彼も思いっきり忙しいだろうし、、、。



(続く)






by desertjazz | 2015-04-13 23:04 | 旅 - Abroad

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