2015年 04月 17日
パリ滞在記 2015(18)
■ビッグトラブル! まさかの乗り遅れ?
17時、事前に予約しておいた空港行きのシャトルがホテルまでお出迎え。こうしたシャトルはこれまでにも何度か利用したことがあるが、今回も同じく7人乗りの車(客は6名)。途中で2カ所別のホテルに立ち寄って客をピックアップ。アジア系(韓国?中国系?)のカップルがドライバーにがっつり怒られていた。時間に遅れて他の客に迷惑をかけるな、とでも叱責されていたのだろうか(乗る時に「I'm sorry」と口にしたので、少なくとも中国本土人ではなさそうだ)。
パリ1週間、ここまで全てが順調だった。最初から最後まで快晴続き。観たいライブは全て観られたし、フランス在住の知人たちやアーティストたちとも連日お会いすることが出来た。レコードにも思わぬ拾いものが多々あって収穫はまずまず。
土産もすでに購入済みなので、あとは機内でのんびり寛いで日本に帰るだけだ。心配性なので、搭乗時刻の3時間半前にホテルを出たから、空港でも時間に余裕があるだろう。
正月のサンフランシスコとは対照的に、美味しいものはあまり食べられなかったし、特別変わった展覧会などに足を運ぶこともなかったが、それらを除けばほぼ完璧な滞在だった。そう思っていたら、最後の最後にビッグトラブル。大渋滞に巻き込まれてしまい、車が全く進まない。そもそもバルベスから抜け出せないのだ。これは金曜の夕方だからだろうかとも考えたのだが、どうも様子がおかしい。ドライバーも「こんな経験はない」と焦り出す。彼はかなりのやり手と見えて、車線を逆走までして抜け道を探したものの、とうとう途中の交差点で大量の車が糞詰まりして完全にストップ。もしかするとこれは間に合わないかも?
それでもチビリチビリ進んで、高速道路の入口近くまで。ここまで辿り着いたところで、やっと状況が掴めた。大火災が発生して、その影響で道という道が「全面ストップしている」とのこと。同乗している他の客は搭乗時刻が自分よりもずっと早い。これは不味いな。そう考えている矢先、ビジネスマン2人が荷物を引きずって車の脇を走り抜けて行く。その姿を目にしてドライバーと供に爆笑。ここから空港まで走っていく気?
高速道に入ると、ようやく車列がほどほどスムーズに流れ出す。すると巨大な黒煙が見えてきた。この煙が車道を覆っていたのか。
自分は空港行きシャトルとの相性がどうも悪い。前回も CDG まで1時間半もかかってしまった。順調に行けば1時間かからないはずなのに。その記憶があったので、今回は PER ラインで CDG に戻ることをずっと考えていたのだった。
気を揉みながらも、どうにか2時間かかって CDG に到着。結局は間に合った。恐らくこれまで1000回くらい飛行機に乗っており、それなりに色々なことを経験してきたけれど、不思議なことに過去乗り遅れたことは(実質)一度もない。なので今回も絶対に間に合うと心の底では信じていたのだった。
さて、チェックインだ。こうしたトラブルが起こった時にはカウンター前が大行列となること必至。でも大丈夫。帰路もエコノミークラスを避けておいた。これは正解だった!
(続く)
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