2015年 11月 30日
Paris & Marseille 2015 (#3)
☆フランス収穫盤(1): Abderahmane El Koubi
今年2回のフランス取材では音盤の収穫もそこそこあった。紹介したいものも多い。しかし文章を綴る時間が取れない。その間に El Sur Records を始めとするサイトで取り上げて下さり、またその El Sur に買い付けた分も好評いただいてほとんど売り切れたとのこと。よって、このブログで改めて何かを語る必要はないかも。
ならば、まだ紹介されていない CD などを優先して取り上げてみることにしよう。
今年10月にパリのバルベスやマルセイユのベルザンスの CD 店を訪れて意外に思ったのは、アルジェリア盤 CD を勧められたこと。こんなことはこれまでなかった。フランスでの CD 制作が下火になった分、アルジェリア盤を入れて埋め合わせをしているかと想像した。
そうしたアルジェリア盤の中で一番の収穫は Abderahmane El Koubi。滋味深い歌い口、完璧なバンド・アンサンブル。とにかく素晴らしい。アルジェリアン・シャービの美の極致だ。真っ先に連想したのは El Anka。全く知らなかった音楽家だが、アルジェリア音楽に詳しい方によると、国民たちから敬愛されている存在だそう。
そういえば、昔バルベスで El Anka の Fassiphone 盤を見つけた後もひとりで聴いて味わっていた。その数年後、彼のその CD が日本で話題になってビックリ。El Anka の歴史的価値まで分かっていなかった。恐らくそんなレコードをまだまだ持っているのかも知れない。
それにしても El Koubi 本当にいいな。
店主から真っ先に勧められて試聴し、瞬間気に入ったものの、ほとんど自分の分しか買って来なかったことを後悔。今度の旅行は CD 買付けに当てる時間が全くと言っていいくらいになくて、どの CD も数十秒聴いて、あるいは全く音を聴かずに、カンに頼って買ってきた。
やっぱり自分の耳を信じて、あるだけ買い占めてくるんだった。この4枚以外にも数タイトルあったものの、そんなに要らないよと断ってしまったのだった。惚れ込んだ El Koubi、こうなったら全部聴きたい。これでまたパリに還る理由が出来た。
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