2016年 03月 24日
Sounds & Music in the World 2016
(Ubud, Bali, Indonesia : Feb 2016)
1月7日、ニューヨーク経由でブラジルへ。サルバドールやリオデジャネイロで2週間レコーディング・セッション。ブラジル取材は15年振りで、懐かしい景色ばかり。サルバドールの荒ぶる海を前にしてドリヴァル・カイーミの曲が浮かび、リオの街を歩いてカルトーラを思う(彼が創設したマンゲイラへも)。カエターノ・ヴェローゾの生まれ故郷では彼のお兄さんと偶然遭遇し、思い出話を聞かせていただいたり、一緒に記念写真を撮ったり。
昨年暮れ、あるアフリカ音楽プロジェクトに関して SWP のマイケル・ベアードとメールでやり取りしていて、彼が1月に初めてブラジルを訪れることを知る(オランダからポルトガル経由で)。しかも自分の日程と半日だけサルバドールで重なる。これは奇跡! どうにか都合を合わせて13年振りに乾杯したのだった。1月21日帰国。
1月31日、短い北海道旅行を挟んだ後に中国へ。大量の録音機材を調達して再びレコーディング・セッション。ここ数ヶ月間の不眠不休がたたってか、本番前に40度の高熱。それでも強力な解熱剤を飲んでどうにか乗り切る。中国滞在は6回目、都合7〜8ヶ月になる。田舎の原風景が懐かしい。2月7日に帰国。
2月9日、インドネシアのバリ島へ。インドネシアは14回目(バリは13回目)。ウブドの常宿に籠って、朝・昼・夜、濃密な森の音を録音。とにかくここの眺めと音環境は素晴らしい。ただボーッとしているだけでも何と心地よいことか。究極の快楽!
2月14日帰国。インドネシアには毎度2週間程度滞在していて、これだけ短いのは初めて。今抱えている仕事が多いので、それもしかたない。
3月11日、急な打合せが生じてサンフランシスコへ。中国と同様、アメリカにも行きたくないと思いながらも、アメリカ滞在は10回をとうに超えた。サンフランも4回目か5回目。打合せが済んだ後は特段することもないので(MoMA も閉館中なので)、美味しい食事(連日の女子会!)と美味い酒を楽しんで過ごす。
その間、全米ツアー中のブルース・スプリングスティーンのライブを観るべくオークランドへ。"The River" の全20曲をアルバム通りに再現し、70年代の代表曲をこれでもかとプレイする、9年振りに観た彼のステージはとにかく凄かった!!!
最近、世界トップレベルのアフロポップ研究家が連携してアーカイブス/データベースを作る動きが起こり、どうやら私もそれへの連携を求められている様相。その拠点がサンフランシスコに置かれているので、主宰者と直に会って話をしたかったが、残念ながらそこまでの余力はなかった。具体的な動きがあれば、後日お知らせしたい。
♪♪♪
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。・・・って、もう3月下旬、春分も過ぎて桜の季節ですね。
昨年末以降またまた怒濤のスケジュール。それでも世界各地で音と音楽を猛烈に浴び続けながら、マイペースで快楽にふける毎日を過ごしています。
振り返ってみるとおよそ2ヶ月間で18フライト(飛行機に乗ることは全然苦じゃないけれど、さすがに飽きてきた)。ブログを書くどころか、好きな音楽や読書を楽しむ時間もほとんどありません。まあ、このご時勢、仕事があるだけでも感謝すべきことなのでしょう。
今年の残りから来年にかけても、予定がびっしり詰まり始めてきました(7月のモロッコ行きは一旦延期。その後ベルギーとオランダに行くことを考えていたが、ブリュッセルでテロが発生し計画は見直しせざるを得ない)。そろそろブログも再開したいですが、さてこの先どーなる??
♪
♪
♪