2016年 05月 27日
New Disc : Akoya Afrobeat "Under The Tree"

Akoya Afrobeat の新作 "Under The Tree" が本日正式リリース。2007年に発表した "P.D.P." 以来なので実に9年ぶり。早速 Wav version と MP3 をダウンロードして CD-R に焼き、大音量で聴いている。
本作はスタジオライブ形式で一発録りした長尺2曲を収録。アナログ12インチと DL だけでのリリースで、CD盤はなしとのこと。ヴァイナル両面1トラックずつというのは、フェラのアルバムを意識してのことか?(CDが売れないという現実もあるのだろう)ジャケのデザインも "P.D.P." に引き続いて、今回もフェラ・クティのアートワークの多くを手がけた Lemi が担当している。
肝心のサウンドもフェラのアフロビート直系と言え、そこに NYC ベースのバンドらしい都会性も感じる。
"Jena Tree" は20分近いナンバー。フェラの曲から選べば、例えば "Go Slow" あたりを連想させる。しかし雰囲気はぐっとクール。
"Taking It Back" は、切れよく柔らかなホーンズに導かれ、女声がとにかく印象的。ジャジーでブルージーな曲だ。それにしても、エンディングの女声コーラスがまるでジャガタラだなぁ。
レコーディングから約1年半を費やしてミックス/マスタリングを重ねた待望の作品。その間、何度か完成前/途中経過の音を聴かせてもらった。当初感じたバランスの悪さは消えたが、その分他に気になる部分も浮かんできたような。一発録りで覚悟して臨んだ結果をどこまで詰め込めるかという点では成功していると評価したい(新鮮味が幾分薄れたようにも感じたが、もう何十回も聴いているからね)。
大好きなバンドが素晴らしい新作を完成させてくれただけで嬉しい。ヴァイナル盤で聴くのも今から楽しみです!
(続く)
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