祝、初来日!! → 中止と発表になりました。残念! 再トライに期待しましょう。(2/12)
昔作成したクンバ・ガウロのディスコグラフィーが10年以上更新しないままになっているので、彼女の作品について改めて軽く整理しておこう。
1) Seytane (K7, 1990)
2) Xalis (K7, 1991)
3) Accident (K7, 1992)
4) Deweneti (K7, 1994)
5) Kor Dior (K7, 1995?)
6) Aldiana (K7, 1996)
7) Coumba Gawlo (CD, 1996?)
8) Amine (K7, 1997)
9) Yo Malé (CD, 1998)
10) Fa Fa Fa Fa Fa (K7, 1998)
11) Pata Pata (K7, 1999)
12) Sa Líí Sa Léé (K7, 2000)
13) Sa Líí Sa Léé (CD, 2000)
14) Crazy Mbalax (K7, 2001)
15) Ma Yeur Li Nga Yor (K7, 2002)
16) Gawlo & Diego / with Souleymane Faye (CD, 2003)
17) Takussan: Live in Dakar 1 (K7, 2004)
18) Takussan: Live in Dakar 2 (K7, 2004)
19) Dewenëty Show (CD, 2006)
20) Dieureudieuf (CD, 2007)
21) Ma Djinn (2010) ??
22) L'album Live 23ans de Succes (2CD, 2013)
23) Sen Gawlo Yeksina (CD, 2016)
クンバ・ガウロのリーダー作は概ねこれくらいなのではないだろうか。勿論全てを持っているワケではなく、初期カセットのうち "Xalis" と "Accident" は未入手("Ma Djinn" も未確認)。だけれど、後年出た CD で主要曲は聴けているはず。
初期の CD 3枚は本当に素晴らしいと思う。極上のポップなンバラで、アフリカン・ポップを代表するアルバムばかり。特に "Yo Malé" は大名作。クンバ・ガウロの鈴が鳴るような艶やかな歌声が最高で、乗りよい曲は勿論のこと、切々と歌うバラードでも心の深いところまで届いてくる美しさだ。ほとんど雰囲気だけで聴かせるヴィヴィアンと比べたら、声質も技量もクンバ・ガウロの方が100倍以上勝っている。
コンピやゲスト参加作も多いが、中でもワールドカップのタイミングで出た "Gloire des Stars" (2002) は特別な作品。ユッスー・ンドゥール、チョーン・セック、オマール・ペン、イスマエル・ロー、バーバ・マールなどが大挙して参加した正にセネガリーズ・オールスターズ的なアルバムだった。
確か1990年代中頃だったと思うが、セネガルのポップスを紹介する "Sénégal Flash" というコンピレーション CD が6タイトル、リリースされた。その中の Dakar 編と Ziguinchor 編にクンバ・ガウロの曲がそれぞれ2つずつ収録されている(ライナーには「最も将来を約束された若き才能」とも紹介されているが、実際その通りになった)。これらの CD は WAVE などにも入ってきたので、これによってクンバ・ガウロの歌に初めて接した音楽ファンも多かったのではないだろうか。
90年代から00年代中頃にかけて、ほぼ毎年のようにアルバムをリリースしていた彼女だけれど、それ以降はペースがぐっと落ちている。セネガルにもブートレッグ問題があるからなのか、かの国の音楽ビジネス全体が低迷しているからなのか分からないが、新作発表が少なくなり、たまに出ても粗悪な CD ばかりなのは寂しい。
そして最近
新曲 "Allez Africa" を発表した。なかなか爽やかなアフリカ賛歌となっているこの曲は、Daara J / Daara J Family のファーダ・フレディが曲作りとアレンジで参加している点でも要注目だ。
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