これからしばらくアフリカから楽しみな新作が続く。まず本日 3/3、ジュピテル Jupiter & Okwess の "Kin Sonic" (Zamora) がリリースされた。Klo Pelgag と同じ Zamora からの全12曲。(ただいま試聴中。。。)
3/10 にはアマゾネス・ダフリク Les Amazones d'Afrique のファースト・アルバム "République Amazone" (Real World) がやっとリリースされる。
3/31 にはオーケストラ・バオバブ Orchestra Baobab の再結成3作目 "Tribute to Ndiouga Dieng" (World Circuit) がリリース予定。10年振りとなるこの新作、タイトルからも分かる通り、昨年暮れに亡くなったバオバブのヴォーカリストのひとり、ンディンガ・ディエンに捧げられている。これまでと同様に最高に心地よりバオバブ流アフロキューバンなのだが、コラのサウンドを加えるといった新たな試みも見られる。
そして 5/19 には、ウム・サンガレ Oumou Sangaré の新作 "Mogoya" (A+LSO) が登場。一部ではジャケット画もすでに話題になっている?
これらの中で特に大注目なのはマリとギニアの女性ミュージシャンたちが集まって結成されたスーパー・ユニットのアマゾネス・ダフリクだ。念のために書いておくとギニアの大ベテラン女性バンド、レ・アマゾネス・デ・ギニー Les Amazones de Guinée とは全くの別グループ。
驚いたことに結成当時はいたウム・サンガレがグループを離れ、代わりにアンジェリーク・キジョー Angélique Kidjo とカンジャ・クヤテ Kandia Kouyaté が参加している。そのため
私が一昨年秋にマルセイユで観た初コンサートとは全くコンセプトの異なるサウンドとなっている。サウンド作りの中心にいるのは Mamani Keita である点は変わらないのではないかと思うのだが。(ウム・サンガレが脱退したのは、自身のソロ・アルバムの制作を優先させたからなのかも知れない。)
まだ先行リリースされた3曲を聴いただけなのだが、脱アフリカを押し進めてさらに一歩前に踏み出した印象で、このアルバムは傑作になる予感がする。
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