Fiesta des Suds 2018 (7) - Day 2 : Oumou Sangaré


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The Queen of Afro-Pop - Oumou Sangaré


2018年10月12日(金)

 フェス2日目。今日のお目当は、ウム・サンガレ Oumou Sangaré とバロジ Baloji。ブラジリアン・パーカッション軍団 Bloco União du Sud が場内を練り歩いた後、20時にウムたちが登場。

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 ウム・サンガレを生で聴くのは3年ぶり、2015年のこの Fiesta des Suds で観て以来だ。その時は Les Amazones d’Afrique の一員としてのステージ・アクトだった。実質ママニ・ケイタ Mamani Keita と彼女を中心とする西アフリカの女性ミュージシャンたちからなるこのスーパー・ユニットの中でも、ウムの存在感は圧倒的だった。まさに女王の貫禄。なので、彼女がこのユニットで歌う意味を何ら見出せなかった。これなら自身のバンドとやっていた方がいい。ママニ・ケイタにしても彼女が主導する/関わる数多のプロジェクトの一つとしてしか感じられなかった。ヴォーカリストとして参加していた Amadou & Mariam のマリアムにしてもしかり。彼女は旦那とやっている時が一番で、それ以外では魅力がないと思っている。Les Amazones d’Afrique は、決して悪くはないのだが、結局は話題性優先の企画だったのだろうか。

 そんな訳で、今回ウム・サンガレが自身のバンドを帯同して Fiesta des Suds に戻ってきたことは大歓迎。ウム・サンガレこそ現代のアフリカン・ポップにおける女王だと思っている。それくらい彼女の活動は充実し続けている。最新作 "Mogoya" も素晴らしくて、昨年の年間ベストの3位に選んだ。

 そして今回のステージも、もう余計な説明など不要なくらい素晴らしかった。歌声もバンド・アンサンブルもパーフェクトで、余計な部分が一切ない。70分間ほとんどダンス・チューンで、一番音響のいい最後方で踊っている時間が長かった(撮影は頭撮りを終えた後は、時折前方に移動して様子を見る程度)。そんな極上サウンドならひたすら浴びるに限る。この音楽なら朝まででもOK。ウムを生で聴けたのは幸せだけれど、まだまだ足りない、というのが贅沢な感想。

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by desertjazz | 2018-10-21 00:07 | 音 - Festivals

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