African Music - All Time Best Album (1)



 雑誌『ミュージック・マガジン』が今年創刊50周年で(おめでとうございます!)、それを記念して毎月ベスト・アルバム選の企画をされているそう。その「オールタイム・アフリカ」の回への参加を打診された。

 時折色々なところから原稿を依頼されるのだが、ここ数年はほぼ全てお断りしている。なので今回も最初は辞退するつもりでいた。ブログなどで何度も書いている通り、ランキングやベスト・アルバムの類にはそれほど意味を感じていないことでもあるので。そもそも順位づけには「正解」などないと思っている。もし本当に正解があるならば、全員が全く同じ結論に達するはずだ。でも実際にはそうならない。だからベスト選は、各人が悩んだ末の答えがバラバラになるところに面白みがあり、それを見てまた自由に意見して楽しむのがいいのだろうとも思う。

 今回の依頼も即座に断ろうと思った別の理由は、私が Ali Farka Toure も Tinariwen も Miriam Makeba も Angelique Kidjo も Manu Dibango も Cesaria Evora もほとんど聴かない(好きじゃない/あまり評価していない)こと。もしオールタイム的にアフリカのベストを選ぶとしたら、かねてから評価も人気も高い彼らさえ私は初めから候補から外す。このような人物がランキング付けに関わっていいのだろうかと考えたのだ。

 しかし、そのように迷っているうちに、少し考えが変わった。マガジン編集部が私にも参加資格ありと判断して下さったことは素直に嬉しいし、長年お世話になったマガジンへ(1969年の創刊号から40年分がほぼ手元に揃っている)ちょっとした恩返しするつもりで、依頼を引き受けてもいいかと思い始めた。

 今回のテーマはアフリカ音楽のオールタイム・ベスト。サハラ以南のアフリカ全域(島国も含む)が対象で、年代の制限なく、フィールド・レコーディングも含む。それらの中から30枚選んで、しかもそれらを順位づけせよと言う。ハッキリ言って無茶な企画だ。これなら投票がかなり分散してしまうだろう。でも別の見方をすると、私の選がランキングに反映されることなどそれほどなく、迷惑をかける心配はあまりなさそうだ。編集部からは「歴史的評価よりも愛聴盤を」「気軽にどうぞ」といった風に声をかけていただいたこともあり、結局、気軽に参加することを決めた。



 ところがいざ選び始めると、とても「気軽に」とはいかなかった。

 オールタイムで30枚選ぶとなると、これまでアフリカのレコードを3000枚聴いているとして 100枚に1枚。それほど熱心に音楽を聴いている訳ではないが、アフリカだけでももっと聴いているかもしれない。

 そこで、最初に(そして選びながら)いくつか方針を定めた。

1. どのアーティスト/グループも1枚だけ。編集部からはそのような制約は受けていないが、この手のランキング選では暗黙の了解事項なので、原則としてそうした。Fela Kuti や Youssou N'Dour だけで10枚選ぶのもありだとも思うのだけれど。

2. ベスト盤や編集盤は除く。そうしないと、70年代までの音源のベスト盤が多くなりすぎて、アルバム単位での評価からはズレてしまいそうだったので。

3. ジャズ、レゲエ、ラップ/ヒップホップ、R&B、民族音楽的なものもは極力外す。

4. 個人的に衝撃を受けた作品を優先する。

5. 現代の視点からの価値や評価には無理にこだわらない。


 はっきり言って、最終的なベスト100を想定し、そこに残りそうなアルバムを30枚選ぶことは割合簡単だ。もしかするとそのような選び方を求められているのかもしれない。でもそれでは自分自身が納得できないし、面白くもない。なので、可能な限り自分の価値判断を優先させることにした。

 愛聴盤の中にも最近聴いていなくて印象が薄れかけているものもあるので、数日間で数百枚聴いてみた(繰り返して通し聴きしたものから、部分チェックで済ませたものまで様々)。その上でピックアップしたのが以下の60数枚など。主にここから30枚を選んだのだが、その30枚は毎日日替わりとなり、最終的に編集部に送ったリストは締切日の気分で並んだ30枚。どのような結果になったかは、本日発売の『ミュージック・マガジン』7月号をご覧ください。



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【 Senegal 】

1. Youssou Ndour et Le Super Etoile I de Dakar / Vol.12 Jamm - La Paix -
2. Youssou Ndour / Set
3. Orchestra Baobab / Specialist in all Styles
4. Baaba Maal & Mansour Seck / Djam Leelii
5. Le Sahel / Bamba
6. L'orchestre N'guewel de Dakar / Xadim
7. Thione Seck / Orientation
8. Coumba Gawlo / Yo Male
9. Coumba Gawlo / Terrou Waar

 Youssou N'Dour はどの1枚にするかかなり迷った。一般的評価だと彼の代表作は "Set" だろうし、今回も上位で選ばれるだろう。でも近年は "Set" よりも "The Lion" の方をよく聴く。その一方で、実は "Immigres" こそが凄くって現在まで生命力を保っているのではないかとも考えている(そのことは近年のライブを観ても感じる)。しかし、個人的に一番好きで、聴く回数も一番多く、最も評価しているのは、1990年にリリースしたライブ・カセット "Vol.12" だ。自分にとっては Miles Davis "Kind of Blue" クラスの大傑作。うーん、Youssou だけでも1枚に絞るのには無理がある。

 "Bamba" と "Xadim" は未復刻の知られざる名盤。ということで、最終段階までリストに残し続けた。

 アフリカの女性シンガーで一番好きなのは Coumba Gawlo Seck。なので、彼女も1枚入れたいと思った。タイトル曲が素晴らしい "Yo Male" にしようかと思ったが、これは欧米ポップのカバーが多いために躊躇。聴き返して最新作こそが彼女の最高作になったのではないかと心変わりした。


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【 Mali 】

10. Salif Keita / Soro
11. Les Ambassadeurs Internationaux / Mandjou (BLP 5040)
12. Rokia Traore / Bowmboi
13. Issa Bagayogo / Tassoumakan
14. Toumani Diabate's Symmetric Orchestra / Boulevard de l'independence
15. Toumani Diabate / The Mande Variataions
16. Kandia Kouyate / Kita Kan
17. Oumou Sangare / Mogoya
18. Khaira Arby / Timbuktu Tarab

 まず迷ったのは Salif Keita をどれにするか。グループ時代にするか、ソロになってからの作品を選ぶか。"M'bemba" (2005年)も名作だけれど、やっぱり "Soro" だよな。10年くらい前までだったら、今回のような企画、迷わず Salif Keita の "Soro" を1位にしていただろう。個人的にはさほど気に入っていない Rail Band は見送るとしても、Les Ambassadeurs も外しにくい。結局、Salif に関してはソロとブループとを別アーティストと見なすことにした。

 Issa Bagayogo、Abdoulaye Diabate、Neba Solo、Khaira Arby を入れるか、入れるならどのアルバムにするかも悩みどころ。マリで一番頭を痛めたのは Toumani Diabate だったかも。彼はオーケストラ・セットもアコースティック・セットも良いアルバムばかりなので。思い切って日本制作のファースト "Shake the Whole World" にしようか、アコースティック・セットなら Ali Farka とのデュオも結構いいがやっぱりソロだよな、等々と思案。でも、その "The Mande Variatiions" より、Baaba Maal & Mansour Seck ”Djam Leelii” の方がずっといいしなぁ。


【 Guinea 】

19. Keletigui et ses Tambourinis / Le Retour (SLP 55)
20. Bembeya Jazz / Bembeya Jazz (SLP 4)
21. Kouyate Sory Kandia (SLP 20)

 ベスト盤を入れないと決めたことで、自分の首を絞めることになったのがギニア。Syliphone 盤アルバム79タイトルの順位づけでさえ無理だ。思案の末、Keletigui と Bembeya を入れることに。Keletigui は後年のアルバムも良かったが、"Le Retour" が一番気持ちいい。Bembeya は世評に反して?個人的にはファーストが最も気に入っている。

 Kante Manfila を入れることも考えてひと通り聴き直したが、30枚に入れるまでではないと判断。


【 Mauritania 】

22. Khalifa Ould Eide & Dimi Mint Abba / Moorish Music from Mauritania

 モーリタニアにも捨てがたい好盤がいくつかあるけれど、個人的には断然このアルバム。一連のデザート・ブルースより好き。


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【 Ghana 】

23. Stargazers of Kumasi / The Best of Adlib Young Anim of Stargazers Fame
24. E. T. Mensah / All For You - Classic Highlife Recordings from the 1950's

 E. T. Mensah と Stargazers は絶対外せない。両者とも10インチ盤を入れることも考えたが、それも中途半端。なのでルールを破ってベスト盤を選択。Mensah は最近出た4枚組を選ぶ人が多いのだろうと思いつつも、長年聴き聴き続けた最初のコンピを選んだ。全アフリカで、ナイジェリアの Bobby Benson "Taxi Driver"、ガーナの Stargazers "Masan Makwo"、南アの Solven Whistlers "Something New from Africa" が自分の考える3大名曲。そのため Stargazers を無理してでも入れたかった(Bobby Benson はベスト盤すらないので、選びようなし。自分がナイジェリアで見つけてきた Evergreen 盤のコンピ "Evergreen Hits ..." を入れるのも手前味噌以前の話だしなぁ)。


【 Nigeria 】

25. Fela Ransome Kuti & The Africa '70 / Afrodisiac
26. Fela Kuti / Roforofo Fight
27. King Sunny Ade / Synchro System
28. Tony Allen / HomeCooking
29. Tony Allen / The Source
30. Femi Kuti / Shoki Shoki
31. Musiliu Haruna Ishola / Soyoyo
32. Ebenezer Cultural Band of Kalabari / Vol.10 - Resource Control

 Fela Kuti は間違いなく "Zombi" が全体でも1位になると予測。でも個人的にはこのアルバムはあまり聴かない。最も頻繁に聴いたのは "Roforofo Fight" だ。Fela が後年クラブ・シーンに与えた影響も加味すると、このアルバムの存在感はいまだ大きい。でもここ数年、"Afrodisiac" の1曲目 "Alu Jon Jonki Jon" が頭の中で鳴り続いている。Fela の全録音の中で最もパワフルな曲なのではないだろうか。このアルバムの他のトラックも彼のジャズ出自を反映した優れた曲が揃っている。

 息子 Femi のポップさも捨てがたい。ライブ盤なども良かったが、1枚選ぶとなるとやはり "Shoki Shoki" かなぁ。

 フジ、アパラ、サカラなども入れたいところなのだが、とてもじゃないが絞りきれない。そこでナイジェリアで見つけた強力盤 "Soyoyo" をリストに残すことに。

 Ebenezer Cultural Band of Kalabari / Vol.10 - Resource Control は21世紀に入って最大の衝撃を受けたアルバム。30枚に入れる価値ありと思ったのだが、誰も聴けない現地カセットを選ぶのも罪だろうと最後まで迷う。


【 Cote D'Ivoire 】

33. Tiken Jah Fakoly / Coup de Gueule

 Tiken Jah Fakoly も好盤揃い。でも、レエゲは選ばないことにした。


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Congo 】

34. Franco et Le T. P. O. K. Jazz / Le Grand Maitre (CD 8482, 1991)
35. Franco et Le T. P. O. K. Jazz / Live En Hollande
36. Orchestre African Fiesta / Merveilles du Passe - Docteur Nico 1963-1965 (360.152, 1985)
37. Orchestre Vévé (360.106)
38. Viva La Musica / Papa Wemba et Viva La Musica
39. Papa Wemba / Papa Wemba (1988)
40. v.a. / Zaire: Musiques Urbaines a Kinshasa
41. Konono No.1 / Congotronics
42. Kasai Allstars / in the 7th moon, the chief turned into a swimming fish and ate the head of his enemy by magic
43. Field Recordings / Polyphony of the Deep Rain Forest - Music of the Ituri Pygmies
44. Field Recordings / Kanyok and Luba: Southern Bergian Congo 1952 & 1957

 Franco に至っては一体どの1枚を選べばいいのか。厳密に言えば CD 8482 はコンピなのだが、これ以上に濃密なアルバムを知らない。もしこれが対象外ならば、晩年のオランダ・ライブがいいかな。でもライブ盤ってある種のベスト盤でもあるので、これも反則か?

 ここ最近、Nico の多彩ぶりに惹かれている。彼のLPを片っ端から聴き直してみたら、ハワイアン風トラックも含むこのアルバムが一番良かった。

 Papa Wemba も Salif Keita と同様にグループ時代とソロ時代を別扱いして、Viva La Musica も入れた。スークースのアルバムはとても数が多くて選び切れなくて、Viva だけにした。Vévé がその埋め合わせにもなっている。

 ベスト100の上位には Konono No.1 も入るだろうし、十分それに相応しいと思う。だけれど、昔 "Zaire: Musiques Urbaines a Kinshasa" で電化リケンベを聴いた時の衝撃が忘れがたい。この録音があったからこそ、Konono の再発見が生まれたのだ。

 民族音楽的なものを入れるのはどうかと思いつつも、Hugh Tracey 録音の "Kanyok and Luba" は最初から上位5枚の中に入れていた。そしてそれ以上に、ピグミーだけは絶対入れたかった。一般的には Collin Turnbull の録音盤になるのだろうが、日本制作の King 盤を選択。長時間/高音質録音が実現可能になった時代の記録であり、時間が進むに従っての変化が生々しく伝わってくるのは、古い録音が持ち得なかった良さだ。これはピグミー音楽の録音のベストのひとつだと思う。


【 Somalia 】

45. v.a / Somalia Sings Songs of the New Era

 これ最高です! リイシューして欲しい!


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【 Sudan 】

46. Abdel Aziz El Mubarak / Abdel Aziz El Mubarak
47. Mohammed Wardi / Live in Addis Ababa - 1994


【 Ethiopia 】

48. Mahmoud Ahmed / Ere Mela Mela
49. Mahmoud Ahmed / Live in Paris
50. Abyssinia Infinite featuring Ejigayehu "Gigi" Shibabaw / Zion Roots

 Ethiopiques のシリーズから何枚か選ぼうとも思ったが、コンピレーションがほとんどなので選考外にした。Mahmoud Ahmed は、最初 "Ere Mela Mela" を選んだのだが、考えてみるとこれもベスト盤。そこでライブ盤に逃げた。

 今回数百枚聴き直した中で、一番良かったのが Gigi だった。よって迷いなく上位にランキングさせた。超気持ちいい1枚!


【 Zimbabwe 】

51. Thomas Mapfumo and the Blacks Unlimited / Corruption
52. Oliver Mtukudzi / Tsimba Itsoka
53. Chiwoniso / Ancient Voice


【 South Africa 】

54. v.a. / Kwela with Lemmy and Other Penny Whistlers
55. Chris McGregor & The Castle Lager Big Band / The African Sound
56. Mahlathini and the Mahotella Queens / Thokozile
57. Kabelo / Rebel with a Cause
58. Simmy / Tugela Fairy

 Lemmy のコンピを選んだのは(先に書いたように)"Something New from Africa" が好きだというのも理由の一つ。もし南アから1枚だけ選ぶなら Chris McGregor にするのだけれど、ジャズまで対象にして考え始めるとキリがない。だから Dollar Bland も選考外にした。Penny Whistle もジャズの範疇なのかもしれないけれど。

 Dark City Sisters や Manhattan Brothers も入れたくて迷った。

 Kabelo のサード "Rebel with a Cause" は、中盤からややつまらなくなるけれど、それでもクワイト史上の最高傑作だと今でも思っている。Mafikizolo も考えたが、Kabelo の高揚感には敵わない。


【 Others 】

59. Mokobe / Mon Afrique
60. K'Naan / The Dusty Foot Philosopher
61. Baloji / 137 Avenue Kaniama
62. Aya Nakamura / Journal Intime
63. Michael E. Veal & Auqa Ife / The Afro-Kirlian Eclipse

 どこまでが「アフリカ音楽」なのだろう? 今回の選定に際して、Baloji、Aya Nakamura、Nakhane、M'anifest、Fally Ipupa、Simmy、Sudan Archive、Antibalas、Michael E. Veal & Auqa Ife ... などの名前も頭に浮かんだ。自分にとっては彼らもアフリカ音楽であり、30枚に入れてもおかしくない作品が多い。特に Baloji は対象に含まれるのかどうか迷って、最後までリストに入れたり外したりを繰り返した。




 30枚を選び終えて、、、

 予想したことだが、当然ながら20世紀中頃までの SP、EP、シングル時代のアーティストは選びにくかった。また Grand Kalle、Tabu Ley、Sam Mangwana、Ebenezer Obey などのビッグネームも選べず。Franco などもそうなのだが、彼らの録音で思い浮かべるのは楽曲単位のことの方が多く、またアルバムの数も多くて代表アルバムを絞り切れなかった。ロックやジャズと比較すると、アフリカ音楽の決定的名盤は少ないと普段から感じているのだが、そうしたことも反映したかと思う。

 また新進アーティストも意外と選びにくかった。というのは、彼らの新曲は曲単位でネットに公開されることが多く、アルバムで聴くよりストリーミングで試聴するケースが増えているからだ。そのため、50〜60年代頃に活躍したアーティストとここ最近のアーティストが共に少なくなったのは、ちょっと面白い現象だと思った。70〜00年代の「アルバムの時代」が終わり、再び「シングルの時代」に戻ったとも言えるのかもしれない。

 いや、そんなこと以上に、自分がほとんど音楽を聴かなくなっていることの影響が大きいのかも。アフリカに限らず、名盤の類さえじっくり聴き込む時間がない日々(音楽を聴くより、本を読んでいる方が楽しく、また仕事や旅にかなりの時間を費やしているので)、膨大にリリースされる新曲までチェックしきれない。

 アルバム単位でアフリカ音楽を振り返ると、どうしても 80〜00年代の作品が中心になってしまうのだが、実際この期間が黄金時代だったとも思える。それでも、個人選はベスト100に入りそうにないアルバムがかなり多くなってしまった。まあ、自分としては約一世紀に及ぶアフリカ音楽の録音を大局的に振り返る良い機会にはなったと思う。


 そして、マガジン編集部から送られて来た集計結果を見て、「割合落ち着くところでまとまったな」というのが第一印象。それと同時に、かなり予想が外れた意外なところもあった。実際、ロックやジャズに比べるとアフリカ音楽には決定的名盤は少ないと日頃から考えており、その分選択肢は限られる。ベスト100はその結果を反映したものであろうし、自分自身10枚はすんなり選べたが、残り20枚の選盤が難しかった。

 選ばれた100枚に関する論評はこれ以上はやめておこう。限られたメンバーによる投票の平均値にしか過ぎないので、冒頭に書いたように、アフリカ音楽に詳しい方は各人が自由気儘に感想を述べあって頂いた方がいいと思うし、あまり知らない方にとっては気になるアルバムが並んでワクワクするリストなのではないかと思う(なので、マガジン向けに書いた「総評」でも、ベスト100に対する論評はしなかった)。

 長年、ロックとジャズをメインに聴いてきたけれど、私はアフリカ音楽も大好き。近頃はますます聴く時間がなくなっているのだけれど。だから、いつかじっくり聴く時間が欲しくなった。その時には「私的究極の100枚」を選んでもみたいな!


(続く) 







by desertjazz | 2019-06-20 00:00 | 音 - Africa

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