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New Disc : "Early Congo Music 1946-1962 : first rumba, to the real rumba" (2)

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 "Early Congo Music 1946-1962 : first rumba, to the real rumba" の全50曲をじっくり聴きながら、解説&歌詞大意の精読2回目。読み返して、論考の細部やミュージシャンたちの動きまでがしっかり頭の中に入ってきた。

 CD1 は「最初のルンバ」の超貴重な録音から「真のルンバ」誕生の直前まで、CD2 は「真のルンバ」初期の名演集といった内容。なので1枚目ではプレルンバ期における様々な創意工夫が楽しく、2枚目はよりコンセプトが明確になったコンゴ・ミュージックを堪能できる。

 違いなく名録音集であり音だけ聴いても十分楽しめるはずだが、やはりこのコンピレーションは長大な解説を読み誘われて聴いてこそその価値を知ることになるだろう。

 私にとって、ナイジェリアもセネガルもそしてコンゴも、大衆音楽がどのようにして生まれ完成したのかについては謎ばかり。なので、「40年代のコンゴ音楽シーンはどのようなものだったのか。実はこれがどうもハッキリしない。」(P.3)「40年代に関しては長い間モヤモヤした気分が晴れる事はなかった。」(P.4)と書かれているのを読んで「深沢さんでも分からないことがあるなら、自分が分からないのは当然だ」となぜだかひと安心? いや、もちろん理解の次元が全然違うのでしょうが。

 大衆音楽の成立過程を謎にしている大きな理由は、その当時の音源が少ないこと(あるいは全くないこと)。このコンピは、そこに挑まれた深沢さんの研究報告でもあると思う。稀少な音源を収集し聴き込み、長年鍛えた耳と蓄えた知識を駆使して、コンゴのルンバがいかにして誕生したのかを解き明かそうとする。解説を読んでいると、まるで推理小説を手にしているかのような気分にすらなる。だから今はまだ CD1枚目の方に惹かれる(完成前の音楽の面白さも感じて)。

 もうひとつ自分にとって有益だったのは、ミュージシャンやレーベル・オーナーについて分かりやすく整理されていること。コンゴは音楽大国だけあって、主要ミュージシャンが多く、また彼らの離合も複雑。結局はフランコなどのビッグネームの経歴を追うことしかできていない。「真のルンバ」誕生のキーパーソン、ジミーに注目する事はなかったし、ウェンドやアンリ・ボワネの経歴ですらすっかり忘れてしまっている。アフリカン・ジャズやOKジャズの主要メンバーに関しても同様。50年代の主要ミュージシャンの経歴と動きについておさらいするのにもとても役に立つ解説になっている。

 そんなことを思いながら、Gary Stewart "rumba on the river" や Graeme Ewens "Congo Colossus : The Life and Legacy of FRANCO & OK JAZZ" などを、ここ数日拾い読みしている。どちらも昔精読したものの、具体的記述をほとんど覚えてない。久しぶりに読み返したくなっているのだが、深沢さんの解説を繰り返し読むだけで十分な気もしている。さてどうしようか?



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 "Early Congo Music 1946-1962 : first rumba, to the real rumba" を聴いて嬉しかったことのひとつは Franco と O. K. Jazz の録音をいくつか新たに聴けたこと。そのうちの1曲 Maska Nzenze (Loningisa 158) は Graeme Ewens "Congo Colossus : The Life and Legacy of FRANCO & OK JAZZ" のディスコグラフィーに載っていないとても珍しいものだ。もちろん初めて知った。

 ところで Franco の SP録音って、一体どれだけあるのだろうか? 例えば私の手元にあるこの SP盤 Mbongo Na Ngai Judas / Ndokoyo (Loningisa 248) も Graeme Ewens のディスコグラフィーから漏れている。調べた限りでは、EP、LP、CD いずれでも復刻されていない。

 ・・・と書きたいところだが、3年前にリリースされたコンピレーション "O. K. Jazz - The Loningisa Years 1956-1961" (Planet Ilunga Pl 03, 2016) で遂に復刻! しかも YouTube にもアップされていて、録音日?は 1959年1月31日だとか。本当か?

 その Planet Ilunga 盤のブックレットを読むと(まだちゃんと読んでいなかった!)Franco の SP 音源はまだまだ未復刻らしい。SP を集めてもいないのに、時々 Franco の SP の山に出くわす夢を時々見る。深層心理として、知られざる彼の音楽をまだまだ聴きたいという願望があるのだろうな。

 昔から言っていることだけれど、Franco のコンプリート・ボックスが発売されたら、迷うことなく買いますよ !!!


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by desertjazz | 2019-07-15 18:00 | 音 - Africa
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