
Botswana / Kalahari 1993
セントラル・カラハリ動物保護区の西の入口から、
その中央部で狩猟採集生活をするブッシュマンの集落を目指す。
砂が深くて柔らかく、4WD車でも時速15kmが限度。
その道行、50kmも続く直線道路に目が喜ぶ。
ここから半径100km圏内には誰もいない。
「こんなところで車が故障したらどうします?」
「3日に一度くらいブッシュマンが通りますよ。」
そんなものかと思い、開き直る。
人々は何を楽しんでいるのだろう。
どこで戦争が起きているのだろう。
ここにいると、今世界がどうなっているのかわからない。
静かな絶景を目にして、全てのことが気にならなくなる。
*デビアス・ダイヤモンドで有名なボツワナ共和国。西部の街ハンシ Ghanzi から Central Kalahari Game Reserve の真っ只中で狩猟採集生活を営むブッシュマンの村へと移動した時の記憶。食料を持っていないことよりも、持参した水が少ないことの方が恐怖だった。(この写真はどうしても色補正に限界がある。)
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