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アフリカの記憶 005

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 Botswana / Kalahari 1993

 Night in Kalahari - 1

 最初の驚きは月の明るさだった。
 夜中でも本が読めるほどの輝き。
 これは日本でも特段珍しいことではないだろう。
 東京に住んでいると、月明かりを意識することが少ないだけで。

 カラハリ砂漠まで連れてきてくれた学者と語らう。
 「流れ星を見たことがほとんどないんです。」
 「ここにいればいくらでも見られますよ。ほら。」
 その瞬間、目の前を眩い光芒が素早く通り過ぎた。

 星空をじっと見上げていると次々光が流れる。
 またひとつ光が走る。
 「あれも流れ星ですか?」
 「いや、あれは人工衛星です。」

 カラハリ砂漠の真っ只中から眺める夜空は本当に明るい。
 天の川も信じがたいほどくっきりと見える。
 周囲360度、真っ直ぐな地平線に囲まれる。
 その上に、満天の星が輝く。

 まるでプラネタリウムの中にいるようだ。
 いや、違う。
 反対だった。
 プラネタリウムこそが、この夜空を模しているのだった。


*カラハリ砂漠の中央でブッシュマンたちと過ごした3週間は、驚きの連続だった。この体験については書き尽くせない。カラハリに関しては随時書き加えたいと考えている。(カラハリでの砂漠体験が強烈だったから、その後も世界中の砂漠を巡り続けているのかもしれない。)







by desertjazz | 2020-05-18 00:00 | 旅 - Abroad