人気ブログランキング |

アフリカの記憶 044

アフリカの記憶 044_d0010432_23221000.jpg


 Zaire / Kinshasa 1996

 Night in Matonge 4

 ザイールに来てから数週間、
 ようやく芳醇なコンゴ音楽の生音に浸る。
 このまま朝まで Bana OK を聴いていたい。
 しかし、モブツの親戚氏がもう一軒行こうと誘う。

 連れられたのは、同じマトンゲにあるディスコ。
 ソファに座るなり、ナオミ・キャンベル似の美女5人に囲まれる。
 ブラックライトの下で踊る美しいブラックたち。
 その身なりだけでも、ここが高級店だと分かる。

 マトンゲにて場末感の観察が興味深い一夜。
 だが、フランコ・サウンドの余韻が耳に残る。
 美女たちの語りかけも耳を素通りするだけ。
 やっぱり Bana OK を聴いていた方が良かった。



*アフリカに限らず、海外に滞在中、女性から危ない誘いを受けることが度々ある。ホテルの部屋にいても怪しい電話がかかってくる。どれもが、何か弱みを握って強請ろうとしたり、身を売って日銭を稼ごうとしたりするもののようだ。とにかく海外では、そのような誘いを避けトラブルに巻き込まないことが鉄則。

*一方で、飲んだ帰り際、タクシー代だけでも欲しいと懇願されたこともあった。これはキンシャサでのことだったか、それともアフリカの別の国でのことだったか。記憶が定かではない。しかし、アフリカで生きる厳しさを幾度となく突きつけられたことは憶えている。

*(ブラックライトの笑える逸話は、あるミュージシャンとの対談で披露し、その第一稿では残っていたが、黒人蔑視の悪い冗談と誤解される危険性を考えて削除してもらった。)

*マトンゲを飲み歩く間、ほとんど顔パスで、支払いをした覚えがない。なので、ガイドしてくれた男がモブツの親戚だと語っていたのは多分本当なのだろう。






by desertjazz | 2020-06-26 00:00 | 旅 - Abroad