アフリカの記憶 092

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 Senegal / Dakar 2002

- 7 -

 2/20 (Wed) ダカール7日目。中央郵便局で手紙を送った帰り道、その2ブロック先に STUDIO 2000 を見つけた。かなり立派な建物で、電源車など4台が横付けされている。中では何をやっているのだろうかと、ちょっと気になった。

 ダカールですることもそろそろ打ち止めかも知れない、そう思いながら散歩へ出た。ところが、カセット売りに冷やかし半分でブツを見せてもらうと、欲しい K7 がたっぷりで、結局 27本購入。それから再び Alan Sow 氏のところへ連れられる。「今度も同じものばかりだろう、もういいよ」と心の中で呟いていたら、Starband などが新たにゾロゾロ出て来て目を疑う。ラテン 15枚も含めて 33枚お買い上げ。だけど、彼の売値は高い。ガイド(通訳)に一体いくら払っているのだろうか。彼らがやりとりしているメモを一瞬目にして、キックバックの額がなんとなく掴めた(詳細は書かない)。

 その後は、西海岸を北へ上りファス Fass へ、さらにはタクシーで1時間走った先のピキン Pikine(Yoff よりもずっと先、半島が最もくびれた辺り)に案内され、マルシェのオヤジたちと商談をいくつか。欲しいレコードは少なかったが、それとは別に大きな収穫があった。

 ピキンからの帰り道、チョサンに灯りが点っているので、何かあるのかと尋ねると、今夜はヴィヴィアン Viviane のライブだという。22時にホテルに戻り、今日入手したユッスー・ンドゥールの初録音のコピーを聴きながら、レコードの整理を進め、それから再び出かける準備。

 24:00 チョサンに到着。入場料 CFA 2500。店の連中にはすっかり顔を覚えられている。25:35 にやっと前座が始まり、ヴィヴィアンが登場したのは 26:10。バンドが演奏するンバラは最高。だが彼女の声は、当時はまだかなりスカスカで肉感の足りないものだった。それでも人気は絶大。物足りなく感じたので、ライブの途中だったが、27:40 にタクシーを捉まえてホテルに帰り、28:00 ベッドに落ちる。


(写真は、多分ピキンにある店先でのショット。)





by desertjazz | 2020-08-13 00:00 | 旅 - Abroad
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