アフリカの記憶 107

　Kalahari #7 : Botswana / Ghanzi 1993
　カラハリ砂漠中央への西の入口の町ハンシーで、１泊したカラハリ・アームス・ホテル Kalahari Arms Hotel。明日から長い砂漠でのキャンプ生活だと思い、たっぷり飲み食いしてから入浴。バスタブもしばらくお預けだ。そんなことを考えている間に、目が痛くて開けられず、息も苦しくなって来た。さすがに飲み過ぎたのかと思ったのだが、どうもおかしい。慌ててバスルームから這って飛び出し、ベッドで横になったら、少し意識が戻ってきた。呼吸が戻ったので、フラフラしながらも廊下に出ると、さらに楽になった。そこで、ガスの匂いがしないことに気がついた。多分、浴室の種火が何かのきっかけで消えたのだろう。酔ってあのままバスタブに横になっていたら、命を落としたに違いない。


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