2020年 09月 14日
アフリカの記憶 118
Kalahari #18 : Botswana / CKGR-Gyom 1993
カラハリ砂漠で出会った親指ピアノの名手たちをご紹介。一人目はカンタくん。
いつも陽気なカンタの演奏するデング(親指ピアノ)は、明るく軽快なものばかり。知っている曲を全部聴かせてくれるよう頼むと、「これはロンバのデング」「これはゲムスボックのデング」と一曲ごとに説明しながら弾いてくれた。口笛とユニゾンで演奏する曲はどれも楽しく、すっかり気に入って、今でも時々録音を聴き返している。
そうした曲調から感じられるのは、南アのクウェーラなどとの類似性だ。恐らく彼の奏でる音楽は、ブッシュマンたちが長年継承してきた純粋なものではなく、南ア音楽からも強く影響を受けているに違いない。
カンタは招待されて、首都のハボローネ(いや、南アだったか?)で親指ピアノの演奏を披露したこともあるという。実は、なかなかの達人だったのか。
演奏を録音させてもらった時、カンタ自身の音楽に関する権利(著作権など)について何とか説明しようとした。カンタからは「録音は自由に使っていいよ」と言われたのだが、今でもまだその扱いに迷っているままだ。
###
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|