Nigeria / Niger Delta 2005
4月29日、ポートハーコートからヘリコプターに乗って南下し、大西洋(ボニ海)に面したボニ島 Bonny まで往復(秘密のミッション?なので、詳しい内容は明かせない)。自動車で移動しながら陸上から、ボートに乗って海上から見つめてきたニジェール・デルタの森を、今度が空から観察することになった。高速ボートで駆け巡ったマングローブの水路の様子が、上空からだとよく分かる。ウネウネととても入り組んでいるため、あれだけ複雑な行路になったわけだ。生憎の天気で(帰路は雨になった)絶景とは言い難いが、それでも低空から自然の風景を眺めるのは気持ちいい。ところが、、、(次回に続く)。
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多い年だと年間50回ほど飛行機に乗ったので、これまでの搭乗回数は1000回近く。多分 700〜800回は空を飛んだだろう。これだけ乗っても大きなトラブルには遭遇していないのだから、航空機はまずまず安全な乗り物だと言えるのかもしれない。
一方でヘリコプター体験はわずかに数回。それは、基本的にヘリコには乗らないことにしているから。飛行機と比較するとヘリコは事故を起こす確率が高いので、正直乗るのが怖い。加えて書くと、ヘリコは低空飛行するので怖さが増す。面白いもので、飛行機で数千mまで上がってしまうと何も怖くなくなるが、セスナやヘリコのような低空飛行だとヒヤヒヤしっぱなしだ(その例えで言うと、2000年にニューヨークのワールド・トレード・センターの屋上から地上を見下ろした時には、あまりに高すぎて怖さを感じなかった)。だが、この時はどうしても乗る必要があったのだが、実際飛んでみると眺めを楽しんでばかりいた。
(初めてヘリコプターに乗ったのは、強風が吹き続ける時だった。その風を機体が受けないようにする対策として、両サイドの扉を外して飛んだ。こうすれば風が機体の中を抜けるのだと説明を受けた。それでもかなり揺れて、結構怖い思いをさせられた。)
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毎年、日本と世界の各地を飛行機で飛び回っているが、それが正しいことなのかという疑問は持ち続けてきた。世界を見ることに意味はあるが、その行為は資源を過度に消費し、環境汚染にもつながりうる。新型コロナウイルスの感染流行の影響を受けて、今年はまだわずかに8フライトのみ。しかし、旅立てないこの機会に、人類が安易に長距離移動しない時代に戻ることが望ましいのではないだろうかとも考えている。
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