■ルワイス・レーベルのクトゥビアフォン Koutoubiaphone
前回触れたクトゥビアフォン Koutoubiaphone は、アガディールの Amzal 一家によって設立されたレーベルで、60年代にカサブランカで生まれたレコード会社の中では最大のものだった。そして、ここはルワイスを得意としていたようだ。私の手元にも、その Koutoubiaphone のルワイス盤がそこそこの枚数ある。また、他のレーベルからリリースされたルワイス・スタイルの7インチ盤も結構持っている。それらをじっくり聴き直すことで、ホスィン・スラウイが後年に与えた影響について、そして現代シャアビとの関係性について、具体的なことが見えてくるかもしれない。そのためにも、これらの音源をいつか何らかの形で整理したいと思い続けている。
Koutoubiaphone の7インチ盤(1)
Koutoubiaphone の7インチ盤(2)
60年代にカサブランカのレーベルから発売された7インチ盤(マラケシュで救出したものの一部)