読書メモ(最近の読書から)

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 石田昌隆さんの『Dima Algeria』と大石始さんの『南洋のソングライン ーー幻の屋久島古謡を追って』を購入。どちらも年越し休みにじっくり拝読するつもり。旅心をくすぐられそうだ。

(以下、最近の読書。Facebook と Twitter から転記。)


11月20日

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『岩波講座 世界歴史18 アフリカ諸地域〜20世紀』読了。ピグミー、ブッシュマン、スワヒリ、コンゴ、南ア、セネガル、等々、自分の中でやや曖昧だった土地の正確な位置や人の動きが整理されていて、アフリカ音楽の理解を深める上でも有益だった。

「アフリカ社会の生活共同集団である最小リネージには、全く血縁関係のない他のクランや民族に属する他所者が自由に加入し、また離脱する。こうした開放性や他者(異文化)への寛容性は、アフリカ社会の大きな特徴であった。」P.050 重要な指摘と思う(こうした捉え方はあまりしていなかったので)。

 20ページ程度の短い論考を並べたものは物足りなく欲求不満になりがちだが、これは最近の研究も踏まえた歴史考察に深みがあって、しばしば目が覚めた。今年の10冊に入れたい。


11月26日

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 三浦英之『太陽の子 日本がアフリカに置き去りにした秘密』読了。コンゴ南部の鉱山地帯に、コンゴ人女性との間に生まれ置き去りにされた「日本人」がいて、今も父との再会を願っているとは。取材は深く、構成も見事(著者は不本意だろうが)。今回も誠実な文章が読みやすくて、ほぼ一気読み。

 次の写真は『太陽の子』の引用文献の一部。かつて貪るように読んだものばかり。たっぷり時間があれば、また読み返したい。エチオピア取材中、辺見庸さんに沼沢均さんの思い出話を伺った日が懐かしい。

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 このコンゴ(旧ザイール)での悲劇は地下資源がもたらしたとも言える。アフリカの資源戦争に関しては、白戸圭一さんの『ルポ資源大陸アフリカ』やセルジュ・ミッシェル+ミッシェル・ブーレ『アフリカを食い荒らす中国』などが参考になった。

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 コンゴとザンビアの国境地帯(コッパーベルト)には周辺諸国からの労働者が集まり、彼らの音楽が混淆したことで新たな音楽が生まれたことは良く知られている。そうした興味から、佐伯尤『南アフリカ金鉱業史―ラント金鉱発見から第二次世界大戦勃発まで』『南アフリカ金鉱業の新展開―1930年代新鉱床探査から1970年まで』など、南アの鉱山に関する文献も集めた。

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by desertjazz | 2022-12-04 22:00 | 本 - Readings

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