ふと思いついて、フィンランド Genelec の G One を購入した。デスクトップ・スピーカーとして使う目的で。
音素材の選択・編集や音楽のマスタリングをするために、毎度 Pro Tools を PMC や B&W のスピーカーに繋ぐのも面倒。かと言って PC ベースでヘッドホンを使って作業するのも耳が疲れる。なので、デスクトップ作業によってある程度まで音作りを追い込み、PMC のモニターで最終調整するのが望ましいのかと考えた。
最初は 8010A を買おうとしたのだが、一般向けに G One という製品が出ていることを今さら知った。両者はほぼ同じスピーカーであるが、いくつか違いもある。G One はゲインが10dB低く、入力が XLR ではなく RCA であることなど。確かにデスクトップで聴くには 8010A の音は大きすぎるし、XLR である必要もないだろう。
色はお馴染みのダークグレーが良いと思ったのだが、G One はダークグレーがなくて、ブラックとホワイトのみ。写真を見た限りではこのブラックの艶が気に入らず、ホワイトを選んだ。この色の方が可愛いかなとも思って。
正直なところ、昔から Genelec の音は好きじゃない。Hi も Lo も全部聴こえ過ぎて重く感じるから。でもこのサイズのモニターとしては、これがベストなのだろう。その分だけ値段も高いのだけれど(Sound House や Rock On で購入すると4%ポイント還元、加えて今たまたま7000円キャッシュバック中だったため、合わせて実質14000円ほど安く買えた)。
エージング目的で、Spotify 音源を ifi DAC を通して色々再生してみた。聴き親しんだ愛聴盤でもあれこれ不出来な部分に気付かされる。そこがモニターSP のポテンシャルだ。それに対して驚かされたのは Steely Dan "Gaucho" の素晴らしさだった。こんな小さなスピーカーでも完璧なバランスで鳴る。いやー、楽しいー! やっぱり "Gaucho" は究極の名盤/名録音だ!
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