Art Book of Lemi Ghariokwu "The King of Covers"

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 レミ・ガリオクウの画集 "Lemi Ghariokwu - The King of Covers / Afro Art Beats: A Selection of 30 Record Sleeves" (Africadelic, 2023) をようやく入手した。

 これは昨年(2023年)11月にオランダのアムステルダムで開催されたレミの個展のカタログで、彼の代表作30点とそれらが描かれた背景についての解説が掲載されている。

 ナイジェリアの画家レミ・ガリオクウといえば、なんと言っても Fela Kuti のアルバム26枚のカバー・アートが有名だが、ここに掲載されている中では、Tony Allen、Bunzu Soundz、BasaBasa Soundz などもよく知られているだろう。ページをめくっていて、Seun Anikulapo Kuti & Egypt 80 "From Africa with Fury: Rise" (2011) や Antibalas "Talktif" (2002) のジャケットも彼の作品であることに気がついた。

 この画集の選からは漏れているが、Eedris Abdulkareem の大ヒット作 "Jaga Jaga" (2004) のカバーも彼によるものだし、最近だと Falz "Moral Instruction" (2019) も彼の作品だ。

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 個人的にもレミとはささやかな縁がある。Akoya AfroBeat の "P.D.P. (President Dey Pass)" (2007) と "Under The Tree" (2016) のジャケット画もレミの作品なのだが、Akoya のメンバーたちが私がレミ・ガリオクウについてネットに書いているのを読んで思いついて、ダメ元でレミに依頼してみたら快諾されたのだそう(ジャケ画制作の面白い裏話も伺った)。

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 さてこの画集、オリジナルのナイジェリア盤のジャケットと比較すると印刷が物足りない。それでもレミによる序文だけでも興味深いことが綴られている(これは 2013年に書かれた文章 "A Dynasty of Album Cover Art" の引用で、今でも Granta Magazine のネットで読める。)

 250部限定とのことだが、オランダでも日本国内でもまだ若干数流通しているので、興味のある方はお早めにどうぞ。






by desertjazz | 2024-03-29 21:00 | 美 - Art/Museum

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