Walking around Massilia (2) - Day 1 : Back to Belsunce

◆ 7月15日（月・祝）

　羽田空港 08:55 発のエールフランス AF0163便でパリ CDG へ。ロシアとウクライナの間の不毛な戦争のためにロシア上空を飛べず、アラスカ〜北極圏〜グリーンランドを大回りする 15時間近いロングフライトでどっと疲れる。AF とは昔から相性がひどく悪いのだが、今回もマルセイユに着くまでトラブル続きだった。

　16:28 パリ到着。トランジットした CDG では Aya Nakamura を使用した巨大広告がお出迎え。昨年マルセイユで開催されたフェスに彼女が出演した際、私が彼女のファンだと知った主催者側から「招待するのでおいで」と何度も連絡を受けたものの、結局行けなかったことを思い出す。

　それにしても Aya ちゃん、ビッグになったものだ。パリ Accor Arena ３連夜のチケットを瞬時に完売させた時にも驚かされたが、その時よりもさらに存在感が増している。

　18:15 発の AF7340便でマルセイユへ。19:30 に着陸。空港からはいつもと同様、シャトルバスでマルセイユ中央駅 Marseille Saint-Charles のターミナルへ。そこから徒歩でホテルへ。20:45 に到着。見込んでいた時刻よりも１時間ほど早かった。空港を出た時の気温は 28度。少し暑いが、東京に比べれば空気が乾いているので気持ちいい。そろそろ 21時なのに、外はまだ明るい。これがヨーロッパの夏だ。

　フェスを目的に来た時には会場近くのホテルを、滞在期間が短い時には駅直近のホテルに泊まることが多い。今回もそうした宿を調べてみたが、いずれも１泊３万円以上。これはとても無理。今回は駅のすぐそば、ベルザンス Belsunce 近傍に建つリーズナブルな料金のホテルにしばらく泊まることにした。

　私が毎回訪ね歩き、定点観測している場所のひとつは、ベルザンスのエクス門 Porte d'Aix（パリの凱旋門を小さくしたようだ）周辺と、その近くに伸びるエクス通り Rue d'Aix やボン・パストゥール通り Rue du Bon Pasteur。この辺りにはマルセイユでも特にマグレブ系やイスラムの人々が多く暮らしている。今回目指す他のスポットの多くも、ここからは徒歩圏内なので好都合だ。

　部屋に入ってひとまず荷物を解いた後、夕食（ワインやチーズなど）と水を買いにスーパー Monop' へ。ホテルに戻る途中 iPhone で１枚撮影。ようやくここに帰ってきた。

　24:30 ようやくベッドへ。長い１日だった。

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