Nakibembe Embaire Group from Uganda

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◆1◆ Nakibembe Embaire Group - Live in Tokyo


 ウガンダの巨大な木琴を演奏する6人組、ナキベンベ・エンバイレ・グループ Nakibembe Embaire Group は、昨年 Nyege Nyege Tapes からリリースされたアルバムを聴いて、一発で気に入ってしまった。ナキベンベ・エンバイレ・グループと彼らのアルバムについては、以前このブログでも紹介した。


 そのナキベンベ・エンバイレ・グループがまさかの来日! これは絶対生音を体験すべきと確信して、7/20 代官山UNIT のライブを観てきた。そこで体感した音楽は、レコードで聴いた印象以上の素晴らしさで、期待や予想を遥かに超えていた(今回の来日公演、佐渡島と代官山の2回だけなので、彼らが出演する佐渡島のフェス「アース・セレブレーション 2024」にも行こうとしたが、宿もチケットも取れなかった。無念)。

 誰もが衝撃を受け、大興奮したステージ。周囲や SNS では「とんでもないものを観た」「一生の思い出」「今年最高」「生涯最高」といった感想が飛び交っている。個人的にも近年観た中でベストライブのひとつだった。そんな代官山公演について、忘れないうちにメモしておこう。

(ライブでは音楽に集中したいので、近頃は写真やビデオは全くあるいはほとんど撮りません。先月のマルセイユで観た Massilia Sound System は例外ですが。そのためライブ当日の写真は iPhone でメモ程度に撮った数枚のみです。悪しからず。オフィシャルのビデオカメラも入っていたので、後日公開されることに期待しましょう。)


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・ナキベンベ・エンバイレ・グループは、ウガンダ東部ブソガ王国の小村ナキベンベで、エンバイレという失われつつある木琴(シロフォン/ザイロフォン)を演奏するグループ。

・ウガンダの巨大な木琴を6人で演奏するだけの、言ってみれば民族音楽的なライブなのに、なんと前売り券が完売。客層は結構若めで、ワールド系ライブの常連さんの姿はほとんど見かけず。一体何が起きているのか? Nyege Nyege Tapes のレコードを買っている人などほとんどいないだろうし。みなさん、どこから情報を得ているのだろう?

(主催したのが FLUE なので、それ経由で情報を掴んだ人や、FLUE のフェスが気に入っている人が集まったのだろうか? Nyege Nyege Tapes の作品には、ジャンク感があり、正直物足りないものも多く、ヴァイナルとデジタルDLが中心で CDを制作していないこともあって日本にはあまり入ってきていない。そうしたことから、ワールドミュージック愛好家などまでには情報が届いていなかったのかもしれない。)


・対バンの日本人グループの演奏が終わった後、巨大な木琴エンバイレが客席に対して垂直方向にセットされる。彼らは腰掛けて演奏するので、フロアからは楽器がよく見えない。その分、上方から撮影した映像をステージの背景に映し出してた。これは良い工夫だ。

・20時にライブがスタート。幾度となく観たベルリンのライブ映像(下記のリンク)と同様、一人ずつ順番にステージに登場して、自分が担当するビートを打ち始める。一番手は最低音部を担当する男(ウガンダの木琴は音の高い方から番号づけするとのことなので、6人をA〜Fと名付け、低音部担当の彼をFと呼ぶことにする)で、右手に持ったスティックで一番音の低い音板をゆっくりとしたシングルトーンで打ち始める。

(*)彼らが使うのは、西アフリカなどでよく見られるような、先にゴムを巻きつけたマレットではなく、シンプルな棒切れなので、スティックと呼ぶ方が良いだろう。奏者たちは楽器の左右に3人ずつ対面して腰掛けるため、音板の中央を打つのではなく、音板の端の角を叩いていた。)


・続いて高音部を担当するBが登場し、オクターブ間隔の2つの音板を両手で打つ。3番手のCはBの向かいに腰掛け、Bと同様にオクターブ間隔の2枚を打つ(ベルリンでは、BとCの登場順は逆だった)。3人の打ち出す力強いビートは至ってシンプルなパターンで、曲の基調をなすベースラインを提示している。そこに若干のタメが加わって、グルーブが生まれ始める。

・この後、A、D、Fが順に出てきて、基本パターンのビートに別のビートを加えて次第に複雑になっていく。6人ともこれでもかというくらいにスティックを激しく振り下ろし、音板に叩きつける。この時点で、もうリズム構造が全く掴めない。そこにBがちょっとしたアクセントを加えると、アンサンブル全体も別のリズムパターンにシフト。そうしたことを繰り返しながらどんどんビートを速めていき、仕舞いには怒涛の超高速な連打で猛烈なグルーヴ。もの凄いテンションだ。20分近くに及ぶこのオープニング曲は、彼らの音楽構造を理解させる上でとても効果的だった。オーディエンスはもう大興奮・大熱狂で、周囲の人たちは叫び狂っていた。

・最後に登場したEはヘッドセットマイクをつけて、彼だけは歌も担当(他のメンバーも歌っていたが、マイクはなし)。小柄な彼はグループのリーダーのようだった。

・演奏曲はいずれも超高速。基本はハチロクのポリリズムで、その間、2拍/4拍を強く感じたり、3拍が浮き上がってきたりした。うねるように変化し続けるトランシーで超高速なビートの嵐がエクスタシーを誘う。
(後で調べたところ、ウガンダの王宮で演奏される木琴のスピードは 500〜600bpmだと書かれていた。この点については後述。)

・快感をもたらしたのには重低音の役割も大きい。前方の3人が両手にスティックを持って演奏していたのに対して、後方の3人、D、E、Fはスティックを握るのは片手だけで、もう一方の掌では音板を叩いていた。これで低いビートを生み出していたのだろう(ミュート、あるいは音板が跳ね上がるのを止めているようにも見えたが)。特にFは最低音の音板を握り拳で叩きつけて、超重低音を響かせていた。

・メンバー6人ともいい顔をしていたのも印象的だった。これだけ演奏し続けたのに、全く汗をかいていなかったのは不思議。いや、最低音域担当のFだけは汗で全身ずぶ濡れだった。左手を最低音のキー(木片)に叩き続けるのには、相当体力がいるのだろう。

・6人がひとつの楽器を囲む様子を眺めていて、昔どこかで見た光景に似ていることを思い出した。1996年のウガンダだ。音楽することの喜びに溢れる雰囲気が、記憶の奥から蘇ってきた。



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・演奏を観ていて、昔バリ島ヌガラ村のスウェントラさんのお宅で、巨竹ガムランのジェゴグ、スアール・アグン Suar Agung を体感した夜を思い出した。木材と竹という音板の素材の違いはあるが、響きはよく似ている。ヒュー・トレイシーによるアフリカ録音の数々も思い出す(ヒュー・トレイシーはブガンダ王宮の木琴も録音しているので、それは当然か)。一瞬ギアを高める時の高揚感は、ジェゴグでバトルする左右2チームが入れ替わる瞬間にそっくりだ。

・しかし、ジャストなタイミングでシンクロ進行する民族楽器アンサンブルや(ステーブ・ライヒも)、1対の楽器の共鳴が肝のジェゴグの乱れのない端正さと比較すると、ナキベンベはずっとワイルド/野生的で、より自由度(アドリブ性)がある。1曲目について書いたのと同様に、どの曲でも一人が一瞬タッチを変えるとそれだけで全体がその方向に動いていき、それが延々繰り返される面白さがあった。そのため、無限ループとはならないから、トランシーなのにトランスには落ちない(ジェゴグとの比較で言えば、長さ4mもの1対の巨竹の共鳴が生み出す独特な唸りはないものの、ナキベンベの地鳴りのような重低音にも痺れた)。


・このライブはとにかく音が良かった。前半は最前方右側で観ていたのだが、PA を聴いている印象は皆無。かと言って生音を聴いている感覚もなく、これは不思議だった。マイクはトップに SM-57?を5本。あれだけ重低音が出ていたので、木琴の下にバウンダリーマイクかコンタクトマイクもいくつかセットしていたのだろう。ヴォーカルは一人ヘッドセットをしているだけなのに、厚みある声でユニゾンのコーラスを聴いているかのようで、音処理の旨さと地声の強さを感じた。こうしたサウンドの良さがあったために、なおさら音楽に没入できたのだと思う。


・MCも軽い挨拶程度で、全く無駄なく進むステージ、本編は65分ほどで終了。その後アンコールに応えて1曲演奏したが、それでも短い(個人的には大満足でもう十分だったが)。2度目のアンコールに応えてお辞儀だけしてステージを後に。場内には BGM が流れて、ステージは撤収ムード。・・・と思ったら、客が3割くらい去った頃にメンバー6人が戻ってきて位置に着く。なんだ? なんだ? まだ演るのか??

・ここからは PA 担当のウッチー(内田直之さん)の見せ場。エフェクトかけまくりで、トランシーなサウンドに溢れる完全クラブ仕様。演奏もシンプルなパッセージが多くて、エフェクトが効果的。この2部?も最高だった!

・22時、そろそろ終わりだろうと思って会場を後にしたが、場内はまだまだ大盛り上がりで、このままオールナイトでも行けそうな雰囲気だった。ウッチーと組ませるというのは誰の発案だったのだろう? Good Job !!(それにしても、どんな事前打ち合わせをしていたんだ? 演奏時間を間違ったのだろうか?)

・近くで観ていた若いお客さんが「昔のワールドミュージックのライブってこんな感じだったのかしら。やっと観られた」と語っていた言葉も印象に残った。

・昔(1996年)ウガンダを旅している時、民族楽器とそれらの演奏をあれこれ目にしたが、太鼓も親指ピアノも他のアフリカでは見ないくらい大きなものだった。ウガンダの民族楽器の肥大さには何か傾向や理由があるのだろうか? ちょっと興味が湧いてきたので、資料に当たって調べてみよう。


・着目していたグループのこれほどまでに素晴らしいライブを、まさかの日本で体感できるとは。関係者の皆さんに大感謝! 長々と綴ったけれど、とにかくこの超高速で複雑なグルーヴ、爆音かつ重低音が生み出す迫力と快楽は、生で聴かないと絶対分からないだろう。いくら言葉を重ねても伝わらないと思う。なので、再来日に大いに期待しています!


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(参考)東京公演の1曲目をフルに撮影した方がいました。



♪♪


◆2◆ Music and Instruments in Uganda


 ナキベンベ・エンバイレ・グループ Nakibembe Embaire Group の音楽をもっと理解したくて、次の6冊のウガンダ音楽と木琴に関する部分を読んでみた。その結果、色々分かってきたので、少し整理しておこう。

・ゲルハルト・クービック『人間と音楽の歴史 東アフリカ』(音楽之友社、1986)
・Richard Nzita & Mbaga - Niwampa "Peoples and Cultures of Uganda"(Fountation Publishres、1993)
・"Guide to The National Museum of Uganda (Kanpala)"
・Michael Baird "Hugh Tracey Recording Series - Royal Court Music from Uganda" のライナーノート
・中村とうよう『アフリカの音が聞こえてくる』(ミュージック・マガジン、1984)
・小泉文夫『呼吸する民族音楽』(青土社、1983)

(3冊目はカンパラにあるウガンダ国立博物館のパンフレット。昔ここでウガンダの民族楽器を見てきた。)


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 ゲルハルト・クービックの『人間と音楽の歴史 東アフリカ』には、現在ウガンダの首都であるカンパラを中心とするブガンダ Buganda 王国(ガンダ人の国)とその東隣のブソガ Busoga 王国(ソガ人の国)の宮廷音楽について書かれている。少々古い資料ではあるが(原著は 1982年)、とても参考になる。

(現在のウガンダの最東域、ビクトリア湖につながるナイル川を挟んでブガンダと隣り合うブソガ王国は、現在も形式的には王国(立憲君主制国家)を維持している。またブソガはかつてはブガンダ王国の支配下にあった。ブソガの王都はジンジャ Jinja で、Nyege Nyege Tapes の拠点はここにある。)

・ブガンダの木琴はアマディンダ Amadinda とアカディンダ Akadinda の2種類。ブソガの木琴はエンバイレ Embaire。アマディンダの音板は12枚、アカディンダは17枚か22枚、エンバイレは普通15枚。

・アマディンダは3人で、アカディンダとエンバイレは6人で演奏する(ナキベンベ・エンバイレ・グループのアルバム解説によると「最大8人」)。ドラムを伴うことも一般的。

・ブガンダの2種類の木琴のうち、17音板のアカディンダは、かつて王宮外での演奏は禁じられており、一部の庶民にとっては「知られざる楽器」だった。その後王宮以外でも演奏されるようになり、アマディンダ、エンターラなどと呼ばれるようになった。

(*)クービックの本には、「アカディンダはアマディンダよりも古いと考えられている」と書かれている。つまり、アカディンダが王宮の外に出た時に、音板の数が減ったということだろうか? ちなみにクービックの本には19世紀末に撮影されたと考えられるアマディンダの写真が掲載されており、これがブガンダの木琴を写した最古の写真だとのこと)。

・ブガンダのアカディンダはブソガのエンバイレからも影響を受けているようだ(なので、『人間と音楽の歴史 東アフリカ』はブガンダの音楽について中心的に書かれているが、そこで触れられている特徴の多くはエンバイレについても当てはまると考えて良いだろう)。

・アマディンダとエンバイレの「作曲技法」は、「等間隔の2つの音列を平行8度でかみ合せる技法」。このような木琴はアフリカでは他にはカメルーン中央部(ヴテ Vute 族)だけだという(エンバイレを見て、対面で演奏することも、音板の下に瓢箪の共鳴器がないことも珍しいと思ったが、実際その通りのようだ)。

・ブガンダ王宮の宮廷音楽はしっかり作曲されたもので、それらは口伝で受け継がれてきた。音律は「約240セントの標準値を持つ等分5音音階」である。また最低部の2音と最高部の2音は、それぞれ1セットとして捉えられていたとのことだ。

(*)このことから、アマディンダの場合、最高部の2枚に2オクターブ分の10枚を足して、音板の合計は12。アカディンダは、2+15 または 2+20 で、17枚ないしは 22枚なのだろう。ナキベンベ・エンバイレ・グループのアルバム解説によると、エンバイレの音板は 15〜25枚とのことだが、彼らが使用しているエンバイレは 21枚だった。彼らの場合、音階両端の2音をひと組と捉えている感じはしなかったので、4オクターブの音域を 1+20 の 21枚の音板によって構成していると考えられる。

(*)ナキベンベ・エンバイレ・グループのライブでは、ステージから向かって左手最前方のBが、両腕を平行にして、音板4枚を挟むその外の2枚を打つことで基本ビートを維持していたことからも、エンバイレが「等分5音音階」であることが見て取れた。等分5音音階はバリのスレンドロ音階と一緒。昨年ナキベンベを初めて聴いた時、バリのアンクルンを連想したのはズバリ正解だった! ライブを観てバリ島のジェゴグを連想したのも自然なことだったし、彼らのアルバムのトラックにガムランがミックスされたことも有意味かつ慧眼だった。

・3人で演奏するアマディンダにおいて、低域を受け持つ2人が対面演奏して基本ビートを刻み、残りの一人がアクセント的なビートを加える。

(*)ナキベンベ・エンバイレ・グループは低音側の奏者の方が自在に演奏しており、アマディンダとは逆だと思ったのだが、エンバイレの低音側の3人を外すと、まさにアマディンダのスタイルになる。つまりアマディンダは(エンバイレに由来する)アカディンダを高音側半分だけにしたような楽器なのではないだろうか?

・「アマディンダとアカディンダの曲の速度は、基本拍500-600 M.M. で、相当に速い」(ウガンダの木琴演奏は昔から超高速だったのだ。何と 54拍という採譜例も掲載されている)。

・「向かいあって座り、インターロッキング技法で2つの基本音列(等時価の音符)をかみ合せて打奏する」(←原文ママ)2人は、あくまで自分のビートを刻んでいる感覚で、相手のビートに合せる/入れ込んでいるとは意識していない。また(交互に打って同音が続いても?)シンコペーションは感じないのだという。

(*)研究書によると、エンバイレやアカディンダは宮廷内で演奏される楽器で、元来精密に作曲された曲を演奏したようだが、ナキベンベ・エンバイレ・グループの演奏は、そこにどの程度、新たなアレンジや即興性を加えているのかについて興味を抱いた。彼らへのインタビューなどはなされていないのだろうか?




 ところで、ウガンダの音楽と木琴はインドネシアから影響を受けているという説がかつて唱えられ、A.M. Jones も 1964年の著書 "Africa and Indonesia: The Evidence of the Xylophone and Other Musical and Cultural Factors" の中で書いているそうだ(これは持っていない。買っておけば良かった)。このことは、中村とうようさんも『アフリカの音が聞こえてくる』の中で言及している(P.53〜)。マレー/インドネシアからアフリカへの影響は様々な形で及んでいるようで、とうようさんはそれはマダガスカル経由だったのではないかと推測している。

 先日、マダガスカルで撮影された映画『ヴァタ 〜箱あるいは体〜』について、インドネシアからの影響も交えて書いたが、アフリカとインドネシアとの関連性は興味深い(ウガンダの木琴のルーツがインドネシアだとするのには流石に無理を感じるが)。




 さて、ナキベンベの地元、王都ジンジャで毎年開催される Nyege Nyege Music Festival、今年の日程が発表になりましたね。ナキベンベは今年も演奏するのかな? ウガンダは飯も超美味いのでまた行きたい!








(追記 2024/08/25)

 図面を作成して追加しようと考えたのだが、とても参考になる論文が見つかった。


 例えば Figure 17 で示された6人には、上の説明と照らし合わせるとこのようになる。

   A : ow'obutono (top)
   B : atabula (mixer)
   C : asanaga (starter)
   D : enduumi (tenor)
   E : enene (bass)
   F : engage (bottom)

 A、B、Cの3人は両手にスティックを持ち、D、E、Fの3人は右手にステック、左手は平手打ちすることが図示されている。また Figure 22 や Figure 23 の譜面を見ると、BとCが対位的に基本パターンを生み出していることが分かる。Figure 16 では、エンバイレが5音で1オクターブを構成し、全体で4オクターブであることが示されており、またBとCが左右の腕で平行8度の音板を打つ仕組みも分かりやすい。


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(Figure 17)




 「Embaire」でインターネット検索すると、良い写真が色々公開されている。例えば、Amadinda-Embaire-Muwewesi-Xylophne-Group など。いずれの写真でも、音の高い方の音板から1〜21とナンバリングされていることが見てとれる。番号が振られているのは、普段はバラバラにして保管されている楽器を素早く組み立てるためである。


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 ヒュー・トレイシー Hugh Tracey が 1952年に撮影したアマディンダ Amadinda。音板は12枚。

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 何とヒュー・トレイシー・ブランドのアマディンダなんてものまで売られていた。トレイシーが売っていたのは親指ピアノ(カリンバ)だけではなかったのか!

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by desertjazz | 2024-08-24 21:00 | Sound - Africa

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