ジョグジャカルタと同様、ソロも市街地にはレコード店のある気配がしない。おそらくここも全滅なのだろう。そう思っていたら、街のほぼ中心のメインストリートに一軒 Harapan Musik Station という店を偶然見つけた。しかも結構な品揃え。CDもカセットも、インドネシア音楽や欧米のポップスを大量にストックしている。
店主の Roy さんに、まずロカナンタはないかと訊ねると、正規盤の CD-R が若干あった。だが特別珍しいものはなさそうで、値段も意外と高かったため、6枚だけ厳選して購入した。
宿に帰ってから購入を見送った CD-R が気になって、翌日にもう一度行ってみた。そのアイテムを確保してから、グサンはないか、ワルジーナはないかと訊ねるみると棚から次々と出てくる。いずれも見たことがないものばかり。ワルジーナのアイテムがこれほどあるとは、びっくり(彼女のアルバムが 200作あるという話も、あながち間違いではないかも?)。ソロに来ることはもうないだろうと思い、グサンとワルジーナのアルバムは在庫のある全てのタイトルを(土産分も含めて)買ってきた。「ボサノヴァ・クロンチョンもあるよ」と言われたけれど、ジャケを見ただけでこれはハズレだろうなぁ。
後でネットで調べると、Harapan Musik Station は(Lokananta Record Store を除くと)現在ソロに唯一残っているレコード店と書かれていた。だとすると、この店と偶然出会えたのはとても幸運なことだった。
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