◇『カラハリ3部作』について(軽くご紹介)
『カラハリ3部作』の1冊目はかなり変な本です。手にされた方は「何だ、これは?」と思われるかもしれません。
写真は文章に合ったものがあまり見つからず、30年以上昔のネガは傷みと褪色が激しく(特に青色がすっかり抜けている)、修復には限界がありました。ですので、かなり無理(無茶)もしています。
何よりブッシュマンの音楽について詳しいことは、まだほとんど書いていません。正直、趣味で作ったようなものですが、思うところあって、どうしてもこれを最初に出したかったのです。
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このプロローグ的な1冊目を受けて、2冊目ではブッシュマンの様々な「インストゥルメンタル・ミュージック」について、3冊目では「ヴォーカル・ミュージック」について詳しく解説・探求していきます。その内容をほんの少しだけご紹介。
・ブッシュマンの楽器の一つに親指ピアノ「デング」がある。今から約四千年前に、現在のナイジェリアとカメルーンの間の土地で演奏されていたと考えられている親指ピアノは、どのようにしてカラハリに住むブッシュマンに伝わりデングとなったのだろうか。
・デングにはいくつものタイプがある。近年に至ってはポップでモダンなスタイルの曲を奏でる弾き手も登場している。「自由に使ってください」と言って演奏を録音させてくれた若者がいる。彼の音階を測定するとCメジャースケールとほぼ完全に一致していた。こうしたことは如何にして生じたのだろうか。
・若い女性たちが賑やかに手拍子を打ちながら歌っているだけのようだ。だがよく聴くと、最初は十拍子、それが七拍子に、さらには六拍子へと変化している。しかも幾つものパートが重なり合い、微妙に揺らいでもいる。彼女たちは一体どのようなリズム感を持っているのだろう。
・ブッシュマンのコーラスとピグミーのコーラスはよく似ている(コーラスに限らず両者の音楽全般についても言える)。その一方、音楽的にも歌う目的についても相違点は多い。このようなコーラスについて分析・検討していくと、いくつかの発見?にたどり着いた(それは何かはまだ秘密)。
2冊目「インストゥルメンタル・ミュージック編」は原稿もレイアウトもほぼ完成(全80ページ/オールカラー)。音源のマスターも出来上がっています。きっと1冊目よりかなりまともな本になると思います(反対に3冊目は1冊目以上に変わった内容になりそうです)。
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