New Disc : Alick Nkhata "Radio Lusaka"

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 ザンビアのギター&バンジョー奏者アリック・ンカタの編集盤 Alick Nkhata "Radio Lusaka" (Mississippi Records MRI-209) が素晴らしい。彼のアルバムが出るのは "Shalapo and Other Love Songs: Original Zambian Hits from the 1950's" (RetroAfrica RETRO4CD, 1991) 以来で、ヴァイナルは初。

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 まず大判12ページのブックレットが豪華な作りで、読み応えたっぷり。第二次世界大戦時にビルマ戦役に従軍し、そこでケニア、ジンバブウェ、イギリスの兵士たちと互いの音楽を交わし合ったこと、ヒュー・トレイシーの採録旅行で助手を務めたこと、ザンビア放送局のアナウンサーになったこと等々、興味深い経歴が詳しく書かれている。収録された12曲(録音は1949〜1955年)に関しては、内容紹介、原詩、英訳詩を掲載。使われている写真もどれもいい。

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 肝心の音楽は、1曲目、Ry Cooder か?と思わせるカントリーで始まり、2曲目は賑やかなオーケストラとピアノをバックにしたコーラス、等々といった具合に、スタイルも編成もバラエティ豊か。RetroAfrica 盤との重複が4曲のみと、貴重な発掘録音を集めた点も評価したい。

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 これだけ充実したコンピが日本の店でも3500〜4000円くらいで手に入るというのは、レコードの価格が高騰している中では良心的ではないだろうか。この作品、今年のベスト・リイシューの一つになるかも。

(しかし、従軍音楽家たちが戦場で交流し、ジャズやカントリーなど様々なスタイルの音楽、さらには民族音楽なども混じり合うことによって、豊かな音楽が新たに生まれる・・・ということは事実としても、何とも複雑な気持ちになる。例えばダンスバンド・ハイライフも、ある意味で軍隊の落とし物だし、、、。)

 それにしても、Mississippi Records のアフリカ音楽のヴァイナル・リイシューが本当にいい。南アフリカの Matsuli Music とここが、今買って/聴いて楽しいレーベル。

https://mississippirecords.bandcamp.com 
https://matsulimusic.bandcamp.com


(Matsuli などについて何かまとめて書いてみたいのだけれど、今年はジャズ盤漁りに忙しくて全然手が回らない。Alick Nkhata "Radio Lusaka" の紹介もひとまず軽く。)

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by desertjazz | 2025-08-13 20:00 | Sound - Africa
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