アナログ生活(8):Pharoah Sanders with John Hicks "Live..."

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 本もレコードもオーディオも本当に高くなりました。一昔前に比べると軒並み2倍。なので、本はなるべく買わず図書館で借りて読んでいるし、音楽も Bandcamp や Spotify で聴いてから自分にとって必要かどうか考えるようにしています。いざ買うと決めても、時間をかけて一番安い方法を探る日々。今日はそのように迷って買った1枚を取り上げます。


 2年前に Pharoah Sanders の人気盤 "Live..." が1曲追加して2枚組で再発。これを知り John Hicks のピアノが急に聴きたくなったものの、8000円超という値段を目にして「買えない」と即断念。ならばと思い中古盤を探してみたら、1枚もののオリジナル盤が今は何と1万円超え。Spotify にもなくて、最悪 YouTube で探して聴く方法もあるけれど、やっぱりフィジカルで聴きたい。
 40年前にはこれの中古盤を2000円以下で簡単に買えたけれど、当時はその気にならず。ジャズ喫茶で飽きるほど聴いたし、結構単調な演奏なのでもういいかと思って買わなかったのです。そのことを今更後悔。
 それでも最近少しだけ安くなったので、諦めてやっと買う気になった。この夏の猛暑の中、それこそ暑苦しい '♪John Hicks On Pi-A-Nooooo !!! ' という Pharoah の絶叫を久しぶりに浴びながら爆音で楽しんだのでした。

 このリイシュー、オリジナルと同じ Theresa Records からなので、音質面では問題なし。だけれど、多分最初の1曲しか聴かない人が多いと思うので、1枚もののストレート・リイシューでも良かったのでは?

(10年くらい前だったろうか、サンフランシスコの SJ Jazz で彼を観たけれど、サックスはほとんどまともに吹かなくて、叫んでいるだけの怠いライブだった。)

 それにしてもレコードが高い。1枚4000〜7000円くらいするので、毎度迷ってしまう。

 でも考えてみると、様々なものの値段が2倍になっているのなら、これも適正価格と言えそうだ。先日、Bruce Springsteen の "Tracks II"(7CDs / 9LPs)が高過ぎとぼやいたけれど、半額に換算すると約2万円。そう考えるとリーズナブルな価格設定にも思えてくる。

 いや、物価が2倍になったというより、円の価値が半分になったと捉える方がもっと正確なのでしょうね。


(こうした価格上昇はもう元には戻らないし、今後ますます値上がると考えているので、今買えるものは買うようにしています。昔買ったレコードの中には値段が10倍以上になっているものもある一方、買いそびれたレコードも軒並み高騰していて、もはや手の出しようのないものも多数。全く喜べない状況です。)






by desertjazz | 2025-09-08 00:00 | Sound - Music
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