今年5月に出版したカラハリ三部作・第一編『Kahalari / Desert』。極少部数制作して半分を協力者・家族・友人らに謹呈し、残り半分を El Sur Records で販売していただいたら、おかげさまで即完売。その後も欲しいという方が続いたので重版いたしました。
最初ギリギリの数だけ作ったのは、本を作るのは初めてのことだったので試作品にとどまるか、あるいは手直ししたいところや間違いがあるかもと考えてのことでした。ですが幸い今のところ間違いなどは見当たらず、今回の第2刷での変更点は、文字サイズ、表のレイアウト、QRコードのデザインなど、ほとんどが絶対誰も気がつかないようなところばかりです。ただし、38ページの1ヶ所だけ文言を変えています。
(第1刷)小型のハープのような四弦(五弦)楽器(グワシ gwasi など)
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(第2刷)小型のハープのような五弦楽器(グワシ gwasi など)
ブッシュマンの楽器グワシには四弦のものもあり、第1刷のような書き方でも間違いではないのですが、五弦の方が一般的なようです。そこで第二編『Kalahari / Dengu』では「五弦楽器」としたため、それと揃えることにしました。
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第一編『Kahalari / Desert』も第二編『Kalahari / Dengu』も早速様々なご感想をいただいております。私信も含まれますので、以下、『Kalahari / Dengu』についてのものを中心に匿名で短く引用させていただきます。
・「すばらしい録音(今回も音質の良さに驚きです)、綿密な調査と解説、シンプルで洗練された装丁、どう見てもプロの作品です。」
・「いやー、素晴らしい !! ブッシュマンの様々な楽器や親指ピアノの歴史などを詳細に説明したブックレット(計80ページ)も、資料的価値が高い」
・「ポピュラー音楽とは違う次元の音空間 詳しい解説冊子ともども、たのしんでいます」
・「本のデザインも装丁も美しく、それだけでも楽しくなります。」
・「こういう音楽、音、好きだなあとよく分かりました。」(『Kahalari / Desert』について)
・「数ある親指ピアノの演奏録音のなかでも屈指だと思いました。」
私の意図したところがしっかり伝わっているようで、とても嬉しいです。それらの中で意外だったのは、音についてのものが多いことです。今回の三部作、文章と写真と音とのハイブリッドをイメージしたとは言え、あくまで本が主体。音はあくまでおまけのつもりでいました。そのため当初は音は用意しない、YouTube へのリンクだけにする、あるいは CD-R にするなどの案もありました。ですが肝心の音が聞けないのでは意味がないと思い、また CD-R などにするのも中途半端と考え、採算抜きに特典 CD をつけることにした次第です。
(それでも自分の中では、「これは本である」という意識が強いので、アフリカに関する研究者や書籍の編集者を優先して贈り続けているところです。)
しかし、本も CD も少ない数だけ自主制作するとなると、どうしてもコストがかかってしまいます。高くなってしまいすみません。現状では謹呈分以外が全部売れてもギリギリ黒字になるかどうかという概算。まあ自分が楽しんでいるのでそれでいいのですが、3冊目以降も作り続けるためにはあまり赤字を大きくしたくないというのが正直なところ。ですので、お買い上げくださった方々には感謝申し上げます。
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このカラハリ三部作、数年前からアイディアはあったものの、全然やる気が起こらず、友人たちから「早くやりなさい」「今すぐ始めなさい」と苦言を受け続けていました。それでようやく本腰を入れ始めたのが今年の春。その後集中して作業を進め二編目までどうにか完成しました。そう振り返ると、これは私の周りに仲間たちがいたからこそ作り上げることができたのだと痛感します。これまで関わってくださった皆さんにも改めて感謝申し上げます。
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第一編『Kahalari / Desert』、第二編『Kalahari / Dengu』とも、アオラ・コーポレーションさんで通販の取り扱いを始めていただきました。エル・スール・レコーズさんでも間もなく販売が再開する予定です。どうぞよろしくお願いいたします!(メールかメッセージを下さった方には、私からも直接提供させていただいています。)
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