Arooj Aftab (Billboard Live Tokyo)

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 初来日したアルージ・アフタブ Arooj Aftab、2日目の 1st Set を観てきた。
 昨年オーストラリアの WOMADelaide で観た時にも感じたけれど、彼女のライブは余計なことは何も考えずに陶然・幽玄な声と音に浸るだけでいい。昨年よりはジャズ感強めた音作りにも魅力を感じたが、ゆったりと歌声を聴かせる時が一番だった。
 日本人ゲスト2人も見事にハマっていた。こうした企画は正直「いらない」と感じることがほとんどなので、今回は珍しい成功例かも。
 彼女は「日本の友人からあまり喋るな」と言われたそうで、MC は WOMAD の時よりかなり抑えめ。それでも笑いを誘う。写真撮影OKで(なので iPhone で1枚)、ウイスキーの曲ではウイスキーを客に振る舞うなど(Massilia Soud System のパスティス・タイムを連想)、飾らず楽しいステージだった。
 4階席に Terry Riley さんがいらっしゃると思ったら、今日のギタリスト Gyan Riley は彼の息子さんなのだそう。知らなかった。相変わらずの情けない情弱ぶりです。


 ライブを観た後は、不思議とアルバムがより良く聴こえる。
 昨年のアデレードでも昨夜も幾分物足りなさを感じたが、その一番の理由はスタジオ録音との違いなのかもしれない。過去2作は半数ほどの曲で響くハープの音が印象的で、それが彼女の声の静謐さを際立たせていた。なのでメイヴ・ギルクスト Maeve Gilchrist のハープを交えた編成でのライブも観てみたい。
 余談を一つ。昨夜のライブで Arooj Aftab はほとんどステージから見て右側に視線を向けて歌っていたのは何故だろうと思った。確かに BN も BB も移動動線がステージ下手側なので、そうなりがちなのだろうか。出演アーティストと接しやすいのも同じ向きだろう(昔、BN の Bugge Wesseltoft で終演後すぐに彼がフロアに出てきて立ち話させてもらったこともあった)。だからなのか、昨日は上手4階のソファ席で観ていたのだけれど、他には誰もいなくて完全貸切状態だった。SNS を見ると絶賛コメントばかりなのだが、集客が今ひとつだったのは残念。
 Arooj Aftab また来て欲しいと思いつつ、次は Ganavya も観たい。そう願っていたら、来年の WOMADelaide の出演アーティストに Ganavya が加わった。その足で日本にも来てくれないだろうか。



by desertjazz | 2025-10-29 21:02 | Sound - Music
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