2006年 10月 23日
10月22日(日) パリ3日目
Akli D.(アクリ・デリス)はアルジェリア出身のシンガーで、9歳のときに国を離れ、フランスやアメリカで活動。今年約7年ぶりにリリースした2作目『MA YELA』が、Manu Chao の参加もあって大ヒット中。12弦ギターとバンジョーを持ち替え、新作の曲を並べた今夜のステージも、そのマヌとの共演曲で締めたのだが、やはりこれが一番良かった。ただ、焦点のボケ気味な演奏と、5人編成のバックバンドのリズム感の悪さ/コーラスの弱さが物足りなかった。
今夜のトリはO.N.B.。昔からずっとライブを観たいと願い続けていたのだが、その夢がついに実現。新作のリリースが完全に止まってしまいっていて、もう過去のグループとも思われがちなのだが、曲の良さと、オーディエンスの楽しませ方は、抜群に素晴らしい。これだけ楽しいコンサートは、あまり記憶にないほどだ。正直書いて、グナワ・ディフュージョンの10倍は楽しかった。
コンサート中面白かったのは、少女3人が耳栓を配っていたこと。年配客も多かったとはいえ、演奏者の前でそこまでやるか!
23時にようやくパリに戻り、明日の準備。それにしても、同じ月に、O.N.B.とグナワ・ディフュージョンの両方のステージを観られるとは、何て幸せなんだろう !!
(パリ時刻 23:50)