2007年 02月 21日
OK JAZZ & AFRISA



まずは3曲目、痛快なファンクナンバーなのだが、いかんせん照明が暗過ぎて、何をやっているのか全然わからない。しかもこの状態が何分間も続く。たしかに演奏はカッコいいのだが。


いやいや、それでも演奏そのものは全編完璧。フランコもタブー・レイも、芳醇なルンバからファンクまで、ヒット曲の連続。豪快なホーンアンサンブル、豪放なサックスソロ、艶やかなギター、ダイナミックなリズム、ボーカルも男女のコーラスも心地いいし、バンド全員の気合いの入った振りの揃ったパフーマンスも見応えたっぷりだ。
旅の最中で買ったDVDなんて、普通帰国するまで観もしない。昨秋のマルセイユでは、加えて、インタビューの準備したり、サウンドチェックを観に行ったり、メールで打ち合わせしたりと、日中もやるべきことはたっぷりあったのだが、それら全て放り投げて、ホテルの部屋で一気に通し観してしまった。一度観始めたら、もう目が釘付け。
それほどまでに凄い作品だったので、昨年のアフリカの個人ベスト(リイシュー)の中にこっそり入れてしまった(だけれど、誰からも問い合わせ、なかったね)。もちろん、マルセイユでストック全部買ってしまおうと、その店にもう一度行ったけれど、「今週末入る」との返事。「OK!」と言葉を残して帰ってきたけれど、その頃はもう日本なんだよな。残念。帰国後、ネットで調べても見つからない。リンガラ専門店のバオバブですら扱いがない。そんな幻の1本なのだが、アフリカン・ポップ・ファンには一度是非観てもらいたい作品だ。
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