1年半振りのパリ。開業からまだ間もないのホテルに宿泊。全てが真っ白&ピカピカで、従業員たちも生き生きしていて気持ちよい。ネット上での高評価の通りだった。昼間は散歩を楽しみ、夜はライブ三昧。ほとんどカメラも持ち歩かずに、ただただシンプルにパリの春と新鮮な音楽とを堪能した。
観たライブは 17 Hippies, Amadou & Mariam など。どこに行ってもビールばかり飲んで気持ちよくなっていた。
また、音楽留学中のマエストロ・ジャンゴ・Hさんのお宅にお邪魔して、またビールをごちそうになったり、周辺のバルベスの穴場を案内してもらったりも。その途中、Syllart Production / Africando の事務所に寄って、パリ滞在中に発売になった Orchestra Baobab の2枚組コンピレーションのことを中心にあれこれ質問してくることもできた。
パリでは4月以降も是非観たいと思うライブが目白押しなのだが、その中で興味を持ったのは Youssou N'Dour で、4月18日には前座として Mokobe (!!) が登場する。ちなみに翌日には同じステージに Salif Keita が立つ(新作発表ライブになる見込み)。
さて今回の収穫ブツのうち、日本では手に入らないだろうものを中心に並べると大体こんなところ。全体状況としてはいずれのジャンルとも低調な印象であり、またもう自宅にモノは増やしたくないので、なるべく買わないようした(マグレブもののCDやアフリカのDVDは5ユーロで買えるのだが、これらも大半を買い控えた)のだが、それでも結構な量になった。EMI 音源による『フランスにおけるマグレブ歌謡の巨人たち 1937-1970』(3枚組)や KUDURO の3枚組(2CD+DVD)はまだ日本に入っていないはず。Lounes Matoub の3枚組、Egypt 80 や Seun Kuti らによる Fela Kuti トリビュート・コンサート "Fela All Stars Tribute Concert 2005 : Live in Lagos"(VCD)、Youssou N'Dour のスワヒリ版(スワヒリ語で歌っている?)などはかなり珍しいかも知れない。他にもレッガーダやシャービのDVD、アフリカもののカセット、様々なプロダクションからもらったサンプル盤などがどっさり。
これらをようやく聴き始め/観始めた。早速聴いた Toko Blaze の新作と Kamel el Harrachi の新作の素晴らしさに今ちょっと興奮しているところだ。現時点ではサンプルを聴いているだけなのだが、それでも大推薦!します。レッガーダやアラブの古典作の中にも良いものがありそうなので、これら何かの機会に追々紹介することにしよう。
旅行記をまとめておいたりなどしたいのだけれど、しばらくは時間がとれそうにない。ブログの本格復活もやはり当分は無理だろうか。