2009年 04月 21日
Orchestra Baobab / La Belle Epoque
(Disc 1)
(1) Ndaga - BRLP 003
(2) El Vagabonde - BAO 002
(3) Kanoute - BAO 002
(4) Papa Ndiaye - BRLP 001
(5) Jaaraf - BRLP 004
(6) Baobab Gouye Gui - BRLP 001
(7) Geeja Ngala Riir - BRLP 003
(8) Samaxol Fatou Diop - BAO 001
(9) Seeri Koko - BRLP 004
(10) Bailla Mi Gente - C3809
(11) Mbeuguel - MSC LP 001
(12) El Nuevo Amor - BAO 002
(13) Bes Bo Amee - BRLP 004
(14) Wango - BRLP 005
(15) Yen Saay - M 5000
(Disc 2)
以前書いた通り、ASL 7001、ASL 7002、ASL 7004 の3枚からの全14曲。
ディスク1は70年代の多くのアルバムからセレクトされているのだが、その分だけ未CD化音源が残ったままな訳でもある。しかし、自分が所有する音源よりも良い音質で聴ける曲もあるので、そのことは嬉しい。
(バオバブのレコードはセネガルで大量に、恐らく100枚以上、発掘してきて、全部を持ち帰ることはしなかったものの、それでも各タイトルとも3枚程度ずつ手元に残している。それらの中にはシールド盤もある程度含まれているのだが、それら以外の盤の音質は理想的なものではない。かといって、オークションなどでよりコンディションの優れたレコードを探す必要まで感じていなかった。なので、今回こうしてノイズの少ない録音を手軽に聴けるようになったことは歓迎したい。)
個人的な関心事として注目すべきは、トラック10。このライブ録音、ディスコグラフィーから判断する限り、持っていないカセット音源からのリイシューのようだ。しかし、聴いたことのある録音のようにも思える、、、。
"La Belle Epoque" のジャケットは、"SIBOU ODIA (MARATHON) CA VA CHAUFFER. / BAOBAB-GOUYE-GUY" (1981年) のジャケットのイラストをカラー着色したもの。このLPは Syllart Productions からリリースされた作品で、同一デザインのポスターが同封されていた。
(Syllart のシラ氏にとって、これがバオバブを手がけた最初だったのではないだろうか。先日パリで Syllart Productions を訪ねた際、数多いリイシューCDは「シラのコレクション音源を使って制作している。シラは昔からコレクターでもあったんだ」とスタッフが答えてくれた。「それらのレコード、売ってくれない?」と尋ねてみたら、笑ってくれた。ジョークが通じて一安心。)
ダカールを丹念に探し歩くと、このレコードもシールド状態で見つけることができるのだけれど、恐らくバオバブのメンバーは持っていないことだろう。そう思って、一昨年パリまで彼らに会いに行った際、このジャケットも含めて彼らの姿をとらえた古いレコードのジャケットをカラーコピーしてメンバー全員に渡したのだった。考えていた通り、皆とても喜んでくれ、大切そうにカバンの中にしまってくれた様子が忘れられない。今度は全作品をCD-Rにしてプレゼントしたいと思ったのだけれど、そうした時間が取れないでいる。
復帰後のバオバブも素晴らしいけれど、70年代のバオバブのサウンドもアフリカの中で傑出している。こんな音楽と出会えたのは幸せだとつくづく思う。
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フランスである程度の情報収集ができたので、情報提供して下さった方々への義務感から一時的にブログを再開してみた。けれども、帰国早々に音楽をあまり聴かない生活に逆戻りしてしまったこともあって、やっぱり音楽について何か書くことは正直億劫です。大好きと公言して止まないバオバブのこのCDですら、今ようやく聴き始めた状態なので、、、。
彼らのディスコグラフィーも更新しないままになっている。アフリカ音楽への関心がこれだけ薄れてしまうと、そうした作業も億劫です。