2018年 05月 01日 ( 1 )

Baloji in Tokyo 2 Stages

 ずいぶん時間が経ってしまって今さらなのだが、3月に初来日したバロジ Baloji(コンゴ生まれベルギー在住のヒップホップ・シンガー)の東京公演はとても楽しかった。3/22(木)代官山・晴れ豆、3/24(土)アンスティチュ・フランセ東京ともに、重たい一眼レフカメラなど持って行かずに、少しだけスナップを撮る程度にして、もっぱら音に身体を預けてスウィングすることを楽しんできた。(なので、以下↓、良い写真は全然ない。)


◆3/22(木)代官山・晴れ豆

 バロジの日本初ライブは、東京のとても小さな箱で、少ない客を前にしたパフォーマンスを観るという、ある意味貴重な体験だった。帯同メンバーはドラムとギターの2人だけで、曲によってはPCカラオケも使っていた。それでもバロジは上機嫌で熱演。スークース(ルンバ・コンゴロワーズ)をやれば、ドラムとギターだけでも立派にスークースのノリになって感心、と思ったらギターはフランコの OK Jazz でも活躍した Dizzy Mandjeku だった。

 初めて会ったバロジは、予想外に長身。そして、とってもナイスガイだった。

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◆3/24(土)アンスティチュ・フランセ東京

 これまでも Moussu T e lei Jovents、Jupiter & Okwess International などを招いた毎年恒例の無料ライブ。今日はベースとキーボードが加わってメンバーは5人に。揃いのスーツ姿で登場したオシャレな男たちによるステージ、曲もサウンドも気持ちいいし、バロジのパフォーマンスも楽しく、何よりコンゴのルンバをベースにしたヒップホップなだけに、自然と踊れる良さがある。Dizzy Mandjeku のギター・プレイからは、1996年にザイールのキンシャサの歓楽街マトンゲで OK Jazz のライブを観て Simaro に会った時のことも思い出す。

 公演の告知が遅かったのにも関わらず、音楽ファンがかなり集まった。私が会った中では、新潟、富山、金沢からバロジを観るためにだけに上京した友人・知人も。今春の欧州ツアーも前評判上々でロンドンはすでに完売。そんなバロジが日本にやって来たのは奇跡に近い。でも来日を知らず悔しい思いをしている人も多そうだ。

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 おそらく色々な方々がリポートを書かれているだろうから、ここでは少しだけ。

 ちょうど2公演の間の 3/23 に彼の新作 "137 Avenue Kaniama" がリリースされた。この作品、CDの収録時間をフルに使った3部構成の大作。今回のライブは、そのアルバムの第一部に収められたポップでダンサブルなナンバーを中心とするものだった。両日共に1時間という短い持ち時間だったのことによる判断だと思うのだが、ライブを堪能しながらももっと聴きたかったというのが正直な感想。

 後日 "137 Avenue Kaniama" をじっくり聴いて、その思いがますます強まった。第二部、第三部の構成力、緊張度も素晴らしく、自身がプロデュースしたという PV を観ても彼の溢れる才能が感じられる。早く再来日を果たして、彼のもっと別の面も直に観てみたいものだ。


 そうした感想を抱いた人って、かなりいるんじゃないだろうか? 写真をあまり撮らない分、コンパクトカメラ(SONY RX100V)でビデオを少々撮影して、その一部を Twitter と Facebook にアップした。すると、晴れ豆の1本は瞬く間に視聴回数が2000を超え、アンスティチュ・フランセ東京のうちの1本に至っては最初の24時間で2500回、48時間で4500回を数え、数日で5000回に達した。バロジは日本でもそれだけ注目されている証拠だろう。

(その動画、ここにどうやって貼ったらいいんだ? そろそろ YouTube に登録すべきか? 友人諸氏は画質が幾分良い Facebook で観てください。)


 私がアップした写真やビデオはバロジ本人の目に留まり、気に入ってくれたようで、彼の Facebook と Twitter でも引用された。その流れで彼としばらくメッセージをやりとり。「またすぐに日本に来てね」と伝えると、彼はこんなメッセージを返してきた。

 'Can’t wait to comeback in Japon for real I just love it deeply'

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 日本での本格的なコンサートを熱望する気持ちは、どうやらバロジ本人も全く一緒のようだ。







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by desertjazz | 2018-05-01 00:00 | 音 - Africa